美咲ちゃんの回想 ⑥
今更ながらモンハンダブルクロスを買ってプレイしてます。
4gは二週間かそこらぐらいまでかかってラスボス倒したんですが、ダブルクロスは買ってから四日目でラスボス倒しました。
エリアル大剣まじつよ
一週間が経過した。
あの筆箱事件の真相もわかった。真田さんが間違えて自分のカバンだと思い込んで私のカバンを持っていたらしい。そりゃないよなって。
で、私のところには真田さんのカバンがあったわけで。カバンごと交換していたようだった。
「ご、ごめん。疑っちゃって」
「いいよ、気にしてないから」
私はにっこりとほほ笑んだ。
しょうもないことで誰かを犯人に仕立て上げて吊るすという行為は嫌いだ。しょうもないことで犯人捜しをするのはやめてもらいたい。
疑われる私の身にもなってほしい。謝って終わる問題じゃない。もし、勘違いだと気付かなかったのなら、こういうことをする人なんだと印象付けられ、今後こういうことがあったら真っ先に疑われる。気づいて謝ったとしても、冤罪を吹っ掛けられた人は心の傷を負う。
負のことは負の事しか呼ばない。お互いウィンウィンな関係になることは決してないだろう。
「その、お詫びといっちゃなんだけどこのジュースあげるよ」
「わ、私もこれあげる」
と、ジュースとお菓子が目の前に山積みになった。
いや、うーん……。お詫びの印と思って受け取ればいいんだろうか。数多いけど。というか、エナジードリンクも数本あるとか嫌がらせ? 自殺してほしいの?
「人気者だねー」
「……そういうわけじゃないと思うけど」
「知ってるよ。みんな悪いと思ってたんだ」
「……どういう風に思ってるのさ」
「あんな風に人を疑えるんだから恥知らずとかそんな感じ?」
「自分でいうのもなんだけど真田さんも結構毒持ってるね」
おとなしめの印象を受けたんだけれどな。
「美咲ちゃんさ、なんでそんな人を頑なに信じようとしないの?」
「……がっつり聞いてくるね」
「そりゃ、気になるから」
あまり話したくないけれどな。
でも、最近真田さんと話すようになって、結構心地よかったりもする。話してみるべきだろうか。いや、これ話して吹聴でもされたら……。そんな人に話す私が悪いのか。
……ちょっと怖いけど、話そうかな。
「答えたくないなら答えないでも……」
「いいよ。話してあげる」
そういうと真田さんは目を見開いていた。
話すと思ってたなかったんだ。いや、まぁ、冷たく当たってたし仕方ないと思うけど。
私はこほんと咳払いをする。
「中学の頃、私は……」
全部話した。
いじめを受けていたこと、自殺を二回も試みたこと。全部話すと、真田さんは泣いていた。
「た、だいへんだっだんだねぇ」
「上手く話せてない……!」
「事情も知らずに話しかけてごめん! そりゃ信じられなくても仕方ないよ! そう思うよねみんな!?」
……ここが教室だってこと忘れてた。
話しているとものすごく静かだったしおかしいなって思ったけど。もしかして聞き耳立てられてた? ひ、人気のないところで話すべきだったな……。
「本当にすいませんでした。もう疑いません。そうだ! お詫びに俺を殴ってくれてもいいよ!」
「い、いや、人殴るのそんな好きじゃない……」
「俺は殴られるのが好きだ。さぁ!」
「ひえっ」
何このクラス! 違う意味で怖いんだけど!?
はぁはぁと息を荒げている男の子。他の女の子もちょっと引いている。
「広瀬さん。その……ごめんね。あまり話さないし当たり強いからもしかしたらってことで疑っちゃって……。その、私たち、広瀬さんのためにならなんでもするから!」
「なんでもって……」
「私たちは絶対苛めないから! いいクラスにしていこう!」
「「「「「おーーーー!」」」」」
「お、おー?」
なんかものすごく明るいクラスだな……。
みんないい子。優しい世界




