うどん
予約投稿ミスってんじゃねーよ作者のバーカ!
蜜柑ちゃんが泊めてほしいときた理由は親がいないからだった。
蜜柑ちゃんも学校があるけれど親が急遽九州に行かなくちゃならなかったらしく今家には誰もいないとか。で、うちの親も九州いくとかなんちゃらかんちゃら。
美鈴はついてった。なんか博多弁勉強してきて私を口説くとかそういってたような。美鈴も学校あると思ったんだけど明日から連休だし心配はないか。
で、その翌日。
私は小麦粉をこねていた。
「はい蜜柑ちゃんこれ踏んでこねて」
「うわ、変な感じ……」
「こう、足踏みするような感じでね~」
うどんを打っていた。
ビニール袋の中に入っているうどんの生地を蜜柑ちゃんと私で踏んでいた。朱音とか午後に来るっていってるし畦道さんも珠洲も地衣もくるからそのお昼ごはん。
買ってもよかったんだけどどうせなら自分たちで打ってみるかっていうことにしてね。私も初めてだし。
「釜玉、ぶっかけ、ざる、たぬき、きつね、天ぷら、天ざるとかあるけどどれがいい?」
「とろろはありますか……?」
「おお、渋いとこ行くね。長いも買ってくればあるよ」
とろろうどん。美味しそうではあるな。
冷やぶっかけとろろうどん。まぁそんなに暑くないから熱いのにしようと思ったけど冷たいのでもいいかな。
「ざるも……捨てがたいんですけど」
「ざるね~」
つゆに大根おろしを入れてネギも入れるのが私なんだよね。大根おろしはこういうのに結構合うんだなこれが。
他にもアレンジはあるし、邪道でいくなら焼うどんもありかもしれない。うどんをちゃんぽん風にするとかいろんな感じはある。しょうゆベースのたれか味噌ベース。味噌ベースは土手鍋とかそういうのを思い出すな。
「天ぷら……って買ってくるんですか?」
「いや、自分でやる」
天ぷらもついでに食べたいし。しいたけ、ピーマン、ナスビ。マイタケ……。あとエビか。
「料理は得意だからなんでもいいよ」
「えっと……じゃあ、ざるで!」
「おーけい」
じゃあ私はたれを作ることにしようかね。
まずは味噌タレ! これは五平餅とかにつけても美味しそうだしキュウリだとモロキュウかな? 味噌つけて食べるキュウリも乙なもんだ。
あとゴマダレ。これもオーソドックスな立ち位置だ。ゴマダレもなかなかあうんだなこれが。
あとは麺つゆおろし。私が適当に名付けただけなんだけど麺つゆのなかに大根おろしをいれるだけ。これも結構美味い。
「そろそろ来る頃かな」
と言ってるとピンポーンとインターホンが鳴る。
「美咲ー! おっじゃましまーす!」
「お邪魔~」
「ここが広瀬さんの家……!」
「ん、なんかいいにおいするね」
珠洲たちがリビングに入ってくる。蜜柑ちゃんがうどんを踏んでいるのを見ていた。
「お、うどん打ってるの!?」
「うん。手打ち」
「女子の足踏みうどん……イイネ!」
「発想がキモイんですけど……」
そこ、本当のことを言うんじゃない。
「こ、ここが広瀬さんの家……」
って、なんで神林君いるんですか。誘ってませんよ?
なんで神林あんたいるんだよ需要ねえよ女子の世界に混ざるんじゃねえよ空気読めないなほんと




