朱音と珠洲とクラスメイトと… ⑨
やっとシリアス終わるかな…
朱音はベッドにくるまっていた。
私は無理やり布団を引きはがす。
「朱音。なに落ち込んでるのさ。遊ぼうよ」
「……みさ」
と、朱音は私に抱きついてくる。
「ごめん! 本当にごめん! 私のせいで……!」
「気にしてないよ。っていうか鼻水! 女子としてそれダメでしょ」
「う、うん……」
ティッシュでチーンしていた。
まったく。朱音は意外と落ち込みやすいんだな。まぁ、あんなことしておいて落ち込みやすいっていう打たれ弱さ……。意外と小心者? 今度お化け屋敷連れて……あ、私もお化け無理でした。
「まぁ、やったもんは仕方ないよ。私はそんなの気にしないから落ち込む必要ないって」
「でも…」
「気にして落ち込む優しい子だってのは通じたから。ほら、遊ぼう」
朱音はでもだとか言うので有無を言わせないほうがいいな。多少強引でも遊びましょうか。
ゲームセンターにやってくると、意外な人物と出会った。
「あれ、真綾」
「……ああ、ミキ…美咲か」
真綾がクレーンゲームをしていた。
ぽとりとぬいぐるみが落ちる。ぬいぐるみが欲しいのかな?
「……くそ、もう一回」
「貸してみて」
真綾に変わり、取ってあげることにした。
クレーンを動かす。こういうのはコツがあるんだよ。
ぬいぐるみが穴に落ちる。そして、それを真綾に渡した。
「はい」
「ありがと」
真綾はぬいぐるみを抱きしめた。元が可愛いから十分絵になる。クールなのにぬいぐるみを抱きしめるというギャップがすごい。
「……中村 真綾?」
「そうだけど」
朱音は知っているのかすこし震えていた。
真綾も雑誌のモデルはしてるし朱音の部屋にもファッション雑誌あったしそれで知ってるんじゃないだろうか。
「え、み、みさの知り合い?」
「友達」
「ええ!?」
真綾は少し難しい顔をしている。
「ここだと迷惑になるよ。話すなら違うところいこう」
「そ、そうですね!」
場所を変えてカフェ。
真綾は私の隣に座り、カプチーノを頼んでいた。私はカフェオレで、朱音はココアを頼んでいる。
「ふぁ、ファンです! 雑誌いつも買ってます!」
「ありがと」
素っ気ないなぁ。
と、真綾は私のほうを向いてくる。
「そういえば最近ログインそんなしてないけどなにかあったの?」
「あ、まぁ、受験生だから」
「……美咲は勉強するとは思わないんだけど」
「珠洲の付き添い。珠洲がゲーム禁止されてる中私だけやるのもなんだか申し訳ないなって」
「ふうん。優しいんだね」
真綾が直球で褒める。ちょっと照れ臭い。
真綾はずばずばと歯に物を着せぬ言い方をして嘘がない。きつい言い方もあるけれどそれでも嘘つかれないのは大好きだ。真綾にそれを言ってみると「友達には基本嘘つきたくない」だって。友達と思ってくれてるから好きだ。
「……ゲームしてるんですか?」
「してるよ。A2Oやってる。君はやってるの?」
「いえ、バイト尽くしで忙しくてやれる暇ないのとヘッドギア高いので買えなくて」
「まあいい値段はするね」
ヘッドギアは今だと少し値は下がっているけれどそれでもまだ高い。
「まぁ、A2O以外にも面白いゲームは発売されてるしお勧めしておくよ」
え、A2O以外にもゲーム出てたんですか?
シリアスを書くとその雰囲気をぶち壊したくなる作者なのでちょっと雰囲気ぶち壊します。
珠洲「今度私たちでゲ〇ゲの鬼太郎芝居やるって作者が!」
作者「うん。好きだからね。配役は作者のほうで決めたよ」
地衣「私砂かけばばあ……。面白そう」
珠洲「私はネズミ男か! 男役って初めてかも」
朱音「私は一反木綿。うん、頑張ろう」
神林「俺は目玉おやじか」
美咲「みんないいキャラだね。私は……ぬりかべ? なんで? 嫌なんだけど」
作者「いや、一番壁に似てるし」
※実際には書きません




