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Another Arcadia Online  作者: 鳩胸 ぽっぽ
第二層エリア 【機巧士たちの集う場所】
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空も飛べるはず

 真野ちゃんが帰ると言い出したのは午後4時。すでに、イベントは終わっている時刻だった。もう、参加できなかったけれども悔いはない。

 それにしても、至福だったなあ……。真野ちゃんはやっぱ神だよ。


 ……さて、ログインしようっと。


 ヘッドギアを装着し、ベッドに寝そべる。

 そして、私の意識は電脳世界へと、落ちていった。




 私の目の前は報酬画面だった。

 途中までは参加していたからもらえるというわけだね。


 ポイントがあって各自で稼いだポイントとサーバーのポイントをみんなで配布したもの。ポイントは329と書いてあった。

 うーん。少ないかな?


 特にほしい景品もないから全部お金に換算してもいいんだけど……。ざーっと景品だけは目を通しておくか。

 ミスリルの剣たっかいなあ。1000ポイントとか私三分の一以下だよ。


 うーん。やっぱあまり参加できなかったのが痛いかな?


「まあ、私の望むものは今のところないかな。しいて言うならこのスキルの秘伝書……飛行とかだね。ちょうど300。ギリギリ……」


 空を飛ぶのに憧れていないわけではない。ただ、私だけの唯一無二がほしい。飛行は誰か取っているはずだしなんならプギーは初期から持っているんだよなあ。

 どうしよう。精霊王って飛んだほうがいいのかな? 魔王とか勇者とか飛ぶイメージないしいいだろうけど……。精霊王ってだいたい浮いているイメージが強いんだよね。


 ……取ろう。


 私は、飛行スキルを取得した。




 ~~~


「爽快だああああ!」


 早速空を飛んでみた。

 地上ではローラースケートを駆使し、空をも飛ぶ。陸空と移動手段は手に入れた。次は海。海の中を移動できるものがほしい。

 陸海空移動できる万能精霊王になりたい。なんて。


「っと、フレンドから何かきている。なんて?」


 メールを確認するとユキショウグンからだった。


 『あの、ミキさん。突然ですがガトツさんからお願いを受けて』


 ふんふん。


 『精霊の守護者……と同盟を組みたいって言っているんです。その、一回ガトツさんに会ってくれませんか? 結果をお待ちしております』


 うーん。同盟かあ。

 ガトツさんと言えばこのゲームのトッププレイヤーでしょ? 会議にも出席していたし……。たしか”切り拓くバカ共”のギルドマスターだったっけな。切り拓くバカ共はトップギルドだし入りたい人もやまほどいるけど強い奴しか入れないっていうあれだ。


 うーん。そんなとこと同盟かあ。


 まあ、会って話そうかな。会ってほしいとかいってたし。


「わかった、会いに行くよ」とだけ返し、メールで待ち合わせ場所を聞いてその場に向かっていった。














この回を執筆しているときに翼をくださいを熱唱しながら書いてました。

どうも空を飛ぶとなるとこの曲が頭をよぎるんです。


そして歌い終わると次はこうくるんですね。

「あのちーへいーせーんー」って。ラピュタの見すぎですね。

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いずれ王となる君に~部下である剣士の私はその才能をゲームでも発揮します~
新作です。VRMMOものです。
読んでもらえると嬉しいです。
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