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Another Arcadia Online  作者: 鳩胸 ぽっぽ
第八層エリア 【優美なる妖精】
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死神サティ ⑤

 私の武器は刀。

 力が今は高いので物理が強い。もちろん刀なんて生涯振り回したことないし、スキルによる補助は何もないために上手く扱える保証はない、が、練習やシミュレーションはした。だから、なんとなくはいけるとおもう。


 なぜ刀かって? かっこいいからに決まってるでしょ。ハンマーとか振り回す柄じゃないし剣もいいと思ったけどそういうのって騎士多いじゃん? 鎧なんて私は着ないから剣もやめて。で、なにがあるかっていったら刀。侍がよく使うようなあれ。


 拙者は流浪人るろうに……。あてのない剣客でござる。逆刃刀さかばとうではないんですけどね。


 「ウッホォー!」


 と、カイザーコングは天高く飛び上がる。

 そして、私めがけてでかい手のハンマーで叩き潰そうとしてくる。あまい! そんぐらいのスピードなら余裕で避けれるっていうの!

 私は落ちてきたカイザーコングの背後にジャンプして、そのまま斬る。

 魔法攻撃力が高い分転換した今の攻撃力は相当あったりする。


 「ウホッ」

 「とりあえずやり方はわかった」


 躱して切ればいい。それだけだ。隙が大きいのもあるから攻撃は比較的当てやすい部類だろう。フィールド徘徊ボスってこんな感じなら余裕で行ける。

 私は刀を構えて、カイザーコングめがけて切りかかった。





 カイザーコングの体力がみるみる減っていく。

 攻略法は簡単だったけれど、ひどいのが連続攻撃。避けれないようにうってるせいか何発かは当たってしまっていた。

 掴まれて上に投げられてダウン判定貰ってるのにそこからラッシュなんて聞いてないよ。一撃当たったらダウンは解除されたけど空中でしかも当たっている最中なので飛行スキルを使えなかったし……。


 やっと半分になった。その時だった。


 「ウッホォー-----!!」


 とドラミングをして、地面をばんばんと叩く。


 その瞬間、地面が崩れた。


 地割れが起きて、地面が崩壊する。それに巻き込まれるかのように私は地の底に落ちていった。血の底に落ちた私にダメージ判定はない。もしかしてステージ移動ということだろうか。

 ただ、上を見上げると空があって崖もある。

 上るのも一苦労しそうだ。飛行スキルあるから問題はないけど。


 「さて、ゴリラ。やろうか」

 「ウホッウホッ」


 その瞬間、カイザーコングは一瞬で私の目の前に移動してくる。

 そして、渾身の右ストレートが私に決まった。体力が四割削れてしまった。転換しているので高かった魔法防御が防御になってるから結構な防御力はあると思ったけどここまで削られるか……。

 今の必殺技みたいな感じだったけど。


 「ま、私の勝ちになるけどさ。”転換”」


 私のステータスを元に戻す。

 さて、私は躱さないよ。


 ゴリラは、右ストレートをする構えを取った。私のおなかに見事クリーンヒット。私の体力は0になったのだった。

 そして、同時に不俱戴天を使用。


 「ウッホォォォ……」


 ゴリラは倒れ、私は生き返った。













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いずれ王となる君に~部下である剣士の私はその才能をゲームでも発揮します~
新作です。VRMMOものです。
読んでもらえると嬉しいです。
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