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Another Arcadia Online  作者: 鳩胸 ぽっぽ
第八層エリア 【優美なる妖精】
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死神サティ ④

 ベヒーモスに邪魔されたけどイワトビジャッカルは達成。紙に記されたので次のモンスターを狩ることにした。

 次は第七層エリアに出るブラックタイガーとかいうもの。エビ? かと思いきや黒いトラらしい。黒いトラか。たしかにブラックなタイガーっぽいけど。


 ただ、これもレアらしいし、これに関してはどこに出るか明記はされてない……。となると第七層エリアのどこでもでるのかなぁ。

 そう簡単にスポーンしなさそうだ。


 なので、まぁこのクエストは急がないと思うしのびのびやっていこう。


 ……でもベヒーモスとか出そうだなぁ。レジェンド級とか多分どの階層にも行けるだろうし。それに、ベヒーモスだけはどうも勝てる気がしない。

 体力も高く攻撃もスピードも高い。多分その分防御は低めなんだろうけどそれを差し引いても相手はしたくないし勝てる見込みはない。


 と、その時だった。


 上空から何かの影が降ってくる。

 またなんか来るのかよ! こういうの多いな!? と思いながら、構えると、ゴリラがそこに立っていた。鑑定してみると、カイザーコングという名前が表示される。


 こいつがフィールド徘徊ボス……。カイザーコングがこのフィールドのボス、なのか?


 カイザーコングは「ウォーーーホォォーーーー」とドラミングしていた。

 レベルは200。ギリやれそうな相手ではあるけれど、一人だと苦戦しそうだ。だけどラッキー。実はカイザーコングも紙に書いてあったモンスターの一体だ。


 「ウホォォォォ!」


 カイザーコングの拳が、私めがけて放たれる。

 それを躱すと、カイザーコングの手が地面に突き刺さる。ひえー。威力やばいな。この威力だと私が受けたらひとたまりもなさそうだ。

 私は精霊魔法を放とうとする、が、十分に距離が取れていない。ここでうつと危険かもしれない。


 なので離れようとした。


 が、その瞬間、カイザーコングは足を引っかけてきた。距離を取ろうとしていた私はその足に引っかかってしまう。

 やっば! このままだと当たる! 起きて体勢を整えなくては! と思ったのも一瞬だった。もうすでに拳はそこまで来ている。避けることは不可能に近い。ならここは臨機応変にいくんだよ!


 「約束の地!」


 約束の地で私の寝転がってる地面を思い切りへこませる。すると、くぼみのふちにパンチをうったカイザーコング。ただ、その衝撃で割れた地面の一部が私に降り注ぐ。

 このぐらいならまだ回復できる範囲だ。汎用性高いな約束の地。


 私は起き上がり、距離を取る。さすがに攻撃力がやばい。


 「ファイアピラー!」


 新しいスキル。ファイアピラー。

 対象付近に爆発を起こすスキルだ。一瞬の爆発じゃなく爆発が何回も続くスキルで結構なダメージを期待できる。スキルの書かったんよ。


 よし、モードチェンジ行きますか。


 これも新たなスキル。ランダムスキルの書で手に入れたスキルだ。名前は”転換”

 自分の魔法攻撃と魔法防御のステータスの値を力と防御のステータスにすることができるが、その場合魔法攻撃と魔法防御は力と防御のステータスになる。


 まぁ、基本的に使わないスキル。意味がないスキルだったりする。

 魔導士は剣を使うスキルをもってないし戦士は魔法を使うことはほぼない。だからほとんど意味がないが、私はどっちでも使える。

 というか、練習した。なので剣術も使える……と思う。我流だけど。


 もちろん戦士とか言う職じゃないからスキルなんてものは使えないんですね。


 「”変換”」


 これで私はバトルマスター並みの力はある。

 魔法で戦うより素早く切っていったほうがまだ戦いやすいと思うからな。
















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いずれ王となる君に~部下である剣士の私はその才能をゲームでも発揮します~
新作です。VRMMOものです。
読んでもらえると嬉しいです。
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