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Another Arcadia Online  作者: 鳩胸 ぽっぽ
第八層エリア 【優美なる妖精】
510/856

死神サティ ②

 なんかとんでもないクエストを受けた気がする。

 死神サティ。強さで言うと相当やばい部類かもしれない。腐っても神だからだろうか……。と、とりあえずクエストを進めていこう。


 「ミキに狩ってきてほしいモンスターはこれにしるしたよ!」


 と、一枚の紙を手渡される。

 そこに書いてあるのはどれもレアなモンスターばかりだ。イワトビジャッカルだとか……どこででるんだっけなぁ。モンスターの分布がよくわかってないからなぁ。


 イワトビというくらいだから岩の近くにいそうだけど……。


 「はんしょくしすぎてるのだめなのね! ころせたらじどうてきにそのかみにしるされるから!」

 「うん」

 「わたしはここにいるからおわったらほうこくね!」

 「はいはい」


 私は空を飛んでまずアルテナ様のところに向かう。

 アルテナ様は下界の様子を見ていた。そこにお邪魔して、このモンスターの居場所を聞いてみる。


 「イワトビジャッカルはおもに獣の国にいますねぇ。熊さんのほうの海辺近くの岩に住処を作ってるといわれてます。サティの手伝いですか? なら魔物の住処を紙にメモしておきますね」


 助かる。

 私は早速獣の国へ向かうことにした。

 

 寒い。からコートを羽織る。年がら年中雪が降る国なだけに寒さも一級品だ。気温マイナスはいってるんだろうか。絶対零度っていうことじゃなさそうだけど。

 うー、さぶっ。


 イワトビジャッカルはたしか海のほうとかいっていたよな。そこの岩を住処としているとか聞いたけれど。それらしきものはなさそうだ。

 海の浜辺に降りる。今の時間帯は夜。ジャッカルが活発になる時間だが……。


 すると、遠吠えが聞こえてくる。

 近くにいるかもしれない。とりあえず魔物引き寄せ香というものを使ってみることにした。これは前ソゥ様が失敗したといってくれたもの。正直魔物を引き寄せたいと思わなかったから使わなかったけどここで使うか……。


 お香をたくと、すぐに魔物が現れた。魚の魔物のヘルマリーンと、岩の陰からイワトビジャッカルが飛び出してくる。

 目的発見。私は精霊魔法を放ち、一発で終わらせた。すると、死に間際、イワトビジャッカルが「ワオーーーン」と咆える。と、イワトビジャッカルが次々と現れる。


 群れで行動する習性があるのだろうか。というか、数多くね? レアだよね? 出るの……。こんなにでるものなの?

 仲間呼び寄せたのか? 私が戦おうと構えていると、乱入者が現れた。


 「ブォォォォォ!!!」


 その乱入者はイワトビジャッカルを蹴散らしていく。

 ブタの魔物……? 猪に近いかな。牙で群れのイワトビジャッカルを殺して行く姿。なんだか嫌な予感がするぞ。


 とりあえず、鑑定でもしてみようか。



 ――――――――――


 君臨せし覇王の豚 ベヒーモス Lv.300


 ――――――――――


 あっ。なにこれ。やばくない?


 《ミキがレジェンド級ボスに遭遇いたしました》

 《レジェンド級ボスが解放されます》












レジェンド……

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いずれ王となる君に~部下である剣士の私はその才能をゲームでも発揮します~
新作です。VRMMOものです。
読んでもらえると嬉しいです。
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