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Another Arcadia Online  作者: 鳩胸 ぽっぽ
第八層エリア 【優美なる妖精】
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vs巨人兵 ②

 目の前の巨人兵を鑑定してみるとレベルは160であり、体力は十万を超えていた……。

 タフだということがまずわかる。力が異様に強いが防御はあまりない。調整だろう。これで防御もあったらますます無理ゲーと化す。


 「一人当たり三万は削らないといけない計算だね……」

 「高火力なら任せなさい。このオズ様がとびきりの魔法を……」

 「我一人で充分だ」

 「喧嘩だぜええええ!」


 と、まあそんな感じで戦闘に突入してしまったのだった。

 オズは杖を構える。


 「しょうがない。”パワーアップ”」


 オズの支援魔法。

 ミカエルとルシファーの力が上がっていた。ミカエルは「サンキュー!」といってまた攻撃し始める。バフの倍率って1.5倍らしいから……うん。結構いい削りだ。特に物理が一番高いミカエルは。ミカエルは結構削るけどルシファーはちょっと削りが悪い。

 ステータスの差だね。ルシファーは高火力だけど結構バランスいい。ミカエルは物理特化。


 「ふひっ、ふははは! やっぱ楽しいなぁ! 戦闘は! 生きるか死ぬかの二択の勝負! 命をかけなくちゃ勝負じゃないよなぁ!」


 相変わらずの戦闘狂っぷりだ。

 だけど、こういう火力が必要な相手にはホント役立つミカエルさん。そもそも実力がルシファーに並ぶというのがまずぶっ壊れなんだよなぁ……。


 ミカエルは巨人兵の腕の攻撃を避けて腕を上っていく。そしてそのまま首筋を剣で切り裂いた。クリティカルヒットとなったのか一気に8分の1は削れたと思う。


 「壊ス……。世界ヲ……」


 …世界を壊す、かぁ。

 アニメでもそういうセリフ多いよね。この世界を壊すとか……。でも、そのセリフ言ってる奴って大抵負けるんだよね。主人公でもない限り。


 ……このゲームにおいて主人公はプレイヤー。つまり、私も主人公なわけで。


 相手負けフラグ立てた! やったぜ!


 「世界を壊す前に私が巨人を壊す」

 「……何言ってんのミキ」

 「言ってみたかっただけ」


 チリンいるの忘れてた。






 こう白熱したバトルを見るのはいつ以来だろう。

 私が参戦しないバトルを見るのはプリ〇ュア以来だなぁ。最近のプリ〇ュアってすごいよね。ぬいぐるみとかロボットですらなれるし最終的には男の子も……。

 

 男のプリ〇ュアが好きな男の人ってホモでしょ。可愛ければいいのか? 私はあいにくBLはそこまで好きじゃないし、むしろ苦手なんです。

 いや、私もこういう年頃だしえっちぃことは考えるよ? そりゃ高校生だしね? でも流石にBLはダメ。怒られると思うけど腐らないよ私。


 とまぁ私の話はおいておこう。


 白熱した戦いだ。


 「さぁ解説のヴァイツさん。今の状況は……」

 「ミキ、すごいノリノリだね……」

 「……だって結構面白いし」


 オズの超火力魔法が放たれてルシファーのあの奥義がまたみられて……それで今やっと体力を半分削り切った状態だった。

 巨人の攻撃パターンも変化していた。


 素早さが上がってしまったのだった。

 本気を出したようで……。


 「そうこなくっちゃあなあ!」


 と、ミカエルがますます元気になっていた。

 その時だった。


 「ついた……! ら、ラファエルさんを返しなさい!」

 「つきましたぁ……」


 と、ウリエルと、ガブリエルの声がした。













先に書いてた内容が消えてしまって新たに書き直した……。

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いずれ王となる君に~部下である剣士の私はその才能をゲームでも発揮します~
新作です。VRMMOものです。
読んでもらえると嬉しいです。
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