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Another Arcadia Online  作者: 鳩胸 ぽっぽ
第八層エリア 【優美なる妖精】
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アバター切り替え:サンダルフォン

 一日が経過した。

 何事もなく終わる。とは思わないぞ。チリンが不思議の国から出てきて背を伸ばす。どうやら一人快適に過ごしていたようで楽しそうな笑顔だった。

 私も防衛にしてはMPの消費も少なくすんだからいいが、ここで油断はしない。


 「ふーっ。終わったー! これが終わったらレベル上げるんだ!」


 あ、フラグ……。

 すると、それは突然起きた。

 私たちが立っている地面に突如亀裂が入っていく。そして、その亀裂は大きくなっていって穴のような大きさになっていった。


 闇のように暗い穴に私たちはなすすべもなく吸い込まれていった。飛行スキルも無理でした……。






 私が目を覚ますと隣には誰もいない。

 どうやら分かれてしまったらしい。まぁ見つけ出すけど……。まず、ここどこだ? 暗い闇の中とい宇感じなんだけれど……。

 ……いや、何かおかしい。


 なにか似ている状態になったことがある気がする。


 今の私の体を鑑定してみようか。


 ――――――――――


 天使サンダルフォン:上級天使であり執行人


 ――――――――――


 やっぱり。

 これはあの時と同じだ。第三層のボス。絵に封印したやつ。あれと同じ現象が起きている。これからわかることは私のアバターは今現在使用不可能ということだ。


 なので天使サンダルフォンになった……と。


 辺りを見回してみると天界だった。


 「サンダルフォンさーん! 元気してますかー?」

 「が、ガブリエル……」

 「いやぁ、ミカエルさんの相手してくださいよぅ。私じゃ実力不足です……」

 「え、いや」


 私武術できない……。

 

 「ごめんガブリエル。今は無理なんだ。ちょっと地上に降りてくる」

 「え、許可なしに地上には……サンダルフォンさーん!? し、仕方ないですね! 私もついていきましょう!」


 と、ガブリエルが翼を広げてついてくる。

 私が目指すのはあの亀裂。あの穴だ。チリン達は依り代あるんだろうか。それはわからないけどだけどあそこを目指すのみ!

 ただ、戦力がなぁ。サンダルフォンのステータスとか一切見てなかったし……。


 いけるか……?


 「ガブリエル。ルシファーってどこにいる?」

 「ルシファーさんですか? うーん。地上にいます!」

 「そんな曖昧模糊な答えいらない……」

 「冗談ですよ。ワノ国にいますね」


 よし。ルシファーと合流し事情を説明してあそこに行くとしよう。

 

 「ガブリエルはミカエル呼んできて。戦力欲しい」

 「かしこまりました! では戦力にならなさそうなので私は天界に戻っておりますね!」

 「ごめんね」


 私は大きな翼をはためかせ第五層エリアまで突っ切っていった。















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いずれ王となる君に~部下である剣士の私はその才能をゲームでも発揮します~
新作です。VRMMOものです。
読んでもらえると嬉しいです。
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