体調不良(寝不足)
すいません。章を八層エリアから七.五層エリアになりました。八層エリアはまた別だってことを決めていたのになぜ八層にしたのかはわかりません。
八層と七層の間のエリアなので.5標識です。長くなるか短くなるかは作者次第。
――眠い。
学校の数学の時間。うとうとしながら板書をノートに写していた。昨日調子乗って夜中の三時くらいまでお金集めてて20万稼いだ……んだけど、興奮していたせいか眠れなくて気が付いたら朝になっていた。
昨日も目覚めたのが三時くらい。朝の。で、昼寝もせずに……。さすがに睡魔がすごい。
「……すぴー」
「こら、寝るな広瀬!」
「す、すびばせん……」
眠いんだよ。これ帰ったらゲームやれずに速攻寝るパターンだ。
うう、眠い。調子乗ってエナジードリンク飲んで三時くらいまでやるんじゃなかった。きちんと寝ておけばよかった。まだ集められるっていったのが悪かった……。
自分の手にシャーペンの芯を刺して痛みで寝ないようには努力しているけれど、どうにもきつい。
「まったく、普段真面目な広瀬が珍しいな。なにかあったのか」
「い、いえ……」
「体調が悪いんなら保健室に行って休め。倒れられても困るからな」
「はひ……。ではお言葉に甘えて」
私は立ち上がり、教室をでていって保健室に向かう。
珠洲がなんだかいぶかし気な目で見てきたけど知らない。わ、私は体調不良でーす……。びょ、病人ですからね~……。
保健室のベッドでぐっすり眠りました。
目が覚めたのは昼休みだった。
地衣と珠洲がこちらを見ている。珠洲に至ってはなんか怒ってるような気がするけど……。
「……美咲だけ体調不良で休めるなんてずるいぞ」
「……キレてるのそこ?」
「絶対寝不足だよな!? それ! ずるい! 私も体調不良って言ったら信じてもらえないのにさ!」
「いや、普段から結構な頻度で使ってるからでしょ……。授業態度もまじめだと疑われにくいんだよ」
「はは、美咲ちゃんの言う通りだよ」
こういうとき真面目な人ほど信用されるんだよ。差別するなよとか怒る人いるかもしれないけれどそう何度も仮病を使ったら怪しまれるのは当然だ。
真面目でよかった。
「それで、どう? 体調直った?」
「まぁ、寝たら」
「よかったよ。弁当持ってきてあげたからここで食べよっか。先生には許可もらってるし」
「まぁねぇ。私もいつもここで食べてるし別にいいわよ」
と、保健室の先生が机に弁当をだして食べている。
おしゃれな弁当だなぁ。と思いつつ私の弁当を開ける。中身がなかった。え、なんで? 中身がどっかにテレポーテーションした?
そんなはずは……。お母さん昨日弁当箱洗って、で……。
……弁当箱違くない?
いやいや。おかしいでしょ。普通間違えることは……。
……これ、美鈴のだし。
「……中身、ないね」
「……くぅ」
朝食も食べてない、昼食も食べない。
流石にお腹空いた。
「……私のお弁当分けるよ」
「私も」
持つべきものは友達。
現実回でした。
テンション上がったり寝不足だとキャラ代わるミキちゃん。