表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Another Arcadia Online  作者: 鳩胸 ぽっぽ
第七層エリア 【異界から来たるは勇ましき者】
371/856

刹那の光 ①

 チェシャ猫を撫でている。

 ゴロゴロと気持ちよさそうに目を細めて鳴いていた。正直可愛すぎるぜ……。


 「テイマーって魔物を仲間にする上限とかあるの?」

 「んー、テイマーの説明書をもらったんだけど最大六体までだって。過剰分はテイマーギルドのテイム牧場に送られるとか」

 「へぇ」


 テイムできる数は決まってないけど連れて歩けるのは決まってるんだ。


 「魔物はパーティに加算されます。一体の魔物で一人の枠使うため複数人で行動するのには向きませんだって」

 「あー……」


 ダンジョンとかパーティ組める人数が決まってるからなー。そこはちょっと地雷かもしれない。強い魔物を連れてるならともかく弱い魔物をつれてレベリングは嫌だなー。

 それに、大人数でボコると楽しくないしボスも最大7人くらいまでだったはずだなー。それ以上越えるとペナルティがあるとか。

 私は何度も犯してる気がするけど……。ペナルティなんてあったっけか? 気が付かないうちになってたのかもしれない。


 「……テイムか。してみたいな」

 「ん、じゃあしてみる?」

 「うん。やり方は弱らせてテイムだよね? でも雑魚じゃちょっと物足りないからどかんと一発話題になるようなものテイムしたい」


 話題になるようなものか。

 うーん。私も比較的話題になるようなものばかりだけどそれって魔物に関してではないからなぁ。特異種を発見したとかそんなのは今までにないし。


 あー、でも第五層のエリアでモンスターとしてドラゴンがでてくるな。


 ……やる?


 「じゃ、ドラゴンでもテイムしにいくか」

 「いるの!? したいしたい!」

 「ま、第五層までいかなくちゃならないし、第三層は私じゃ役立たないから第三層は違う人に頼むことになるけどいい?」


 第三層だけは私行きたくないの。

 …………ん?


 「まって、行けるかな?」

 

 私は神域を開く。

 チィの腕を引っ張り中にいれる。で、第五層につながるドアを開けた。


 「いけちゃったよ……」


 ゴブリンキングなどは倒していない。なのにこれるということは……。

 初心者は私がいればボスを倒す必要もなく新たなエリアにいけるっていうことか……。意外な抜け道だけどチィ以外には使わないかな。

 

 「ワノ国! もろ江戸みたいだね!」

 「でしょ?」

 

 最初は思ったし、天下の大泥棒とかいたし。

 これで江戸城とかあったり征夷大将軍として徳川家康がいたらもろ江戸。


 「ドラゴンは稀に遭遇するモンスターで強いから死なないようにね」

 「まぁ。そのくらい無茶しないとテイムできないもんね」

 「無茶は百も承知。私が弱らせるからテイム頑張ってね」


 チィたちは戦力に数えられない。

 守る戦いは基本的に苦手だけどチィのためにならやるよ。いろいろと助けてもらってることもあるしね。


 「さ、ドラゴンの目撃事例があるワノ山に登ろうか」











評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。


いずれ王となる君に~部下である剣士の私はその才能をゲームでも発揮します~
新作です。VRMMOものです。
読んでもらえると嬉しいです。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ