第二層エリアの探索
私たちはゴブリンキングを討伐出来たから大丈夫なんだけれどもユキショウグンとサンは討伐していないために入ることが不可能だった。
なので、また討伐しました。
チリンが考察したことを実践してみると本当にそうだったので、楽に勝てました。
ユキショウグンとサンも第二層エリア到着です。
「私ずーーっとホームにいていいですかぁ? 鍛冶のレベルも上げたいですしぃ」
ゆったりと話すサンちゃん。
まあ、あげてもらったほうが私たちとしては助かるからあげてもらおうかな。
「護衛としてボクついてくよ」
とルルークも離脱。
エルルゥ、チリン、ユキショウグン、私で第二層エリアの探索に出ることにした。プレイヤーもそこそこいるということはゴブリンキングは簡単に討伐できるようにはなったのだろう。
まあ、このプレイヤーたちもまだ探索途中らしいからね。
「まず調べることと言えばこのエリアのキークエストだね。でないと第三層には行けない」
「あとは出るモンスター、そのモンスターのドロップとレアドロップ」
「NPCとのクエスト、地形の三種類か」
「???」
ユキショウグンがついていけてない……。
「じゃあ、ユキショウグンと私は一緒に行動してチリンとエルルゥはモンスターのほうよろしくね」
「おっけー」
「わかった」
二人ならまあゲーム慣れしてるしある程度のPSも備えているから大丈夫だろう。私もまあ、ある程度は狩ったから大丈夫だけどユキショウグンが心配だしね。
「さてと。私たちも探索に向かおうか」
「は、はい!」
「このエリアの特徴は機械仕掛けの町ということだね」
歩きながら説明をする。
「だからこんなオイル臭いんですね」
「そうだね。まあ、キークエストにつながるヒントは実はもらってるんだ。最初この町に来た時に話しかけたNPCから機械が動かないという現象に悩まされているって聞いた。たぶん、それがキークエストにつながるものだと思うよ」
「へぇ。じゃあ、その原因を知っている人を探せば!」
「それか、私たちがその原因を見つけるかの二択だね。さて、探そうか」
ユキショウグンには人と話してもらい、私はとにかく機械を眺めている。
車……というものがあるのに乗らずに歩く人たち。この町では車が走っているところは見たことがない。ましてや、機械が動いているのは見たことがない。
あの人の話は本当だったんだな。さて、この町は広いんだ。一日で終わるわけないし心持って辛抱強く探そう。
「ん?」
ふと見たマンホールになにか挟まっている。
石? ちょっとびりびりする。とりあえず鑑定してみた。
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電磁石 レア度:3
微量な電磁波を放っている
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なんでこんなところに電磁石が落ちているんだ?
マンホールに挟まっていたってことはこれが町中にちりばめられているのかな? だとするとものすごく骨が折れる作業間違いなしだ。
うーん。とりあえず、衛兵さんに伝えておくかなあ。
「あれ? 何か見つけたんですか?」
「うん。ちょっと変わったものをね。これちょっと衛兵さんに落ちてましたって渡してきてくれるかな? 私はここら辺をもうちょっと調べるからさ」
「わかりました!」
「マップを見れば衛兵の詰め所の場所がわかると思うし気を付けてね。特にPKに」
「はーい!!」
ユキショウグンは走っていった。
さて、探索探索っと。
ここから本格的に第二層エリアですねえ。第一層エリアより話数多くなります。たぶん。
第三層エリアの構想はもう練り終わってるから早く出したい……!