表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Another Arcadia Online  作者: 鳩胸 ぽっぽ
第二層エリア 【機巧士たちの集う場所】
34/856

精霊の守護者

 ギルドを設立することを決めた今日。

 エルルゥとルルークも合流し、ギルドリーダーと名前を決めることになった。まあ、私がリーダーをやる羽目になったんだが問題は名前である。


「精霊軍というのはどうだろう。いかにも騎士がいそうだろう?」

「いやいや、精霊王の間でしょ!」

「えっと、精霊王の森というのは……」


 十人十色三者三様。名前がなかなか決まらない。


「天空の精霊王っていうのは?」

「幻の精霊王!」

「そ、空と海と大地と呪われし精霊王……」


 君たちドラ〇エ好きなの? それ全部ドラク〇のタイトルもじっただけだよね? というか私呪われてるの!? 馬になってるの!?

 それら全部却下だよ!


「じゃあ……精霊王ミキの憂鬱」

「這いよれ! 精霊王さん」

「ま、魔法科高校の精霊王」


 だからそれらパクリだろ……。しかも魔法科高校に通ってないよ私。


「もっとちゃんとしたのないの……。さっきからなんか聞いたことあるようなやつばかりなんだけど」


 精霊王ミキの憂鬱ってきたら絶対次消失とか驚愕とか言うでしょ。

 私宇宙人とか探してないし、クトゥルフにも登場したりしないし、魔法科高校にすら行ってないし……。全部まともじゃない。

 それにあまり読んだこととか見たことない作品を並べないで……。


「うーん。ドクタースランプ精霊王とかどうだろうか」

「グラップラー精霊王!」

「すごいよ精霊王さん!」

「ふるっ!?」


 それ何十年前の奴だよ……。いや、ドクタースランプはまだわかるとしよう。グラップラーとかすごいよマ〇ルさんとかわかるひといる? いや、私は名前だけは知ってるんだけどさ……。


「もっとまともなの頂戴よ! これじゃ勧誘に行けないよ!」

「そ、そうだな。真面目に考えるとしよう」


 ギルドに必要な人数は最低五人。つまりあと一人足りないのだ。

 だからもう二人くらい勧誘しギルドを作る。そのために決めようとしているのに……。まあ、人任せっていうのもあれだし私も考えるけどさ。


 うーん。精霊王はつけたいよなあ。いや、つけなくても精霊だけついていればいいのかな?


「精霊樹の守り手……とかは?」

「……精霊樹ってどこにあるんだ?」

「チリンはやっぱ知らないかー。この前私限定のクエストあってそこにあったんだよ」

「汚濁竜のクエストか。あれはきつかったな」

「ボクあまり活躍出来てなかったけどあの時は二人すごかったよ」


 あの時一人だと絶対負けてたような気がする。


「そうか? ルルークも貢献していたが」

「ボクなんていてもいなくても変わんなかったよ。この話はおいておいて、早く考えよっか」

「そうだな。うーん……」

「もう精霊の守護者……でもいい気が」

「おお、なんかそれにビビット来たぞ」

「よさそう!」

「でもなんか漢字だとダサいからさ、適当にルビいれて……『精霊の守護者(ミルキーガーディアン)』ってのは?」

「それだあ!…まあ、ルビ振ってもわかんないけどね」


 私たちのギルド名は精霊の守護者になりました。








最近あとがき書いてませんでした。すっかり忘れてました。

いや、でもギルドって大変そうですよね。現実で言うと会社を起業するのと同じですからね。自分なら絶対立てないでソロプレイ=フリーターになってます。

ちなみに生産もしない、敵を倒したりもしない人はニートです。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。


いずれ王となる君に~部下である剣士の私はその才能をゲームでも発揮します~
新作です。VRMMOものです。
読んでもらえると嬉しいです。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ