第一次天界大戦勃発 ①
作者嘘ついた! というわけでしちゃいました。
それは突然だった。
天界の復興が。こんなに順調に行くと思っていた。だがしかし、このまま普通に終わらせるだろうか。答えは否であるからして。
『ミキ! やばい! 天界にすごい数のモンスターが!』
チリンからのメッセージ。
私はそれを眺めていた。
「アルテナ様。ちょっと私行きます。天界がやばいそうで」
「大変ですね……。私も参戦いたしましょう」
えっ。
「こうみえても私強いんです。ふふ、腕が鳴りますね」
天界にやってきた。
それはもうすごい数の魔物がいて。軽く千はいるんじゃないだろうかというほど。なぜこの天界に飛べない魔物が来るのかだとか、そんな疑問が残る。
「あーはっはっはっ! 滑稽じゃのぅ!」
……邪神ちゃんか!
「ミキ! 悪さをしてみたぞ! どうじゃ!」
「…………」
これも必要悪、というやつなのだろうか。
でも隣見てごらん? アルテナ様が冷たい目を向けてるのに気づいてほしい。それより今は魔物の討伐!
「やばい! 天界が……!」
「戦いなら任せやがれ!」
「我も参加する」
ルシファーとミカエルもモンスターに一目散に向かっていった。
ラファエルはずっと微笑んだまま。ガブリエルはなんだか本を手にしていた。執筆しているのだろうか、ペンを走らせている。
ウリエルはまず戦えない天使の避難指示をしている。
「邪神……。あとでおしおきです」
「……今寒気が」
気づいてないの?
「それにしても多いな……。一から潰していくのが面倒だ」
「創造”巨人兵”」
と、隣にはものすごいデカい人が作られていた。いや、人ではなくてゴーレム。
瓦礫がゴーレムに集まってできたデカいゴーレム。そのゴーレムが魔物に向かって拳を振り下ろす。結構な衝撃で地面が崩れ下に落ちていく。
それをすかさず私が修復! とはいっても上昇気流で浮かせてあとは土魔法で補強するだけなんだけどね。
「ゲイボルグ!」
「はぁぁぁ!」
「雑魚ばっかだなぁ! 私をもっと楽しませろぉ!」
さすがクー・フーリンとルシファーとミカエルは強い。
ただ、不思議なのが未だに数が減らないということだ。こんなに倒しているのになぜか減っていない。というか増えているような気もするが。
……もしかして。
「邪神ちゃんモンスター増やしてるだろ!」
「バレたかの? ふふ、ミキにならバレると思っとったわ!」
「面倒なことして……! アルテナ様の前でそんなことしていいのかー!」
「アルテナ様ならここには……おる。えっ」
「……カーリ。あとでおしおきです」
「ひいいいいいいい!!」
あっ、泣いた。
地面に降りて必死に縋りついていた。頭に地面をつけている。土下座……。
「申し訳ありませんでしたぁ! ここんとこ悪さしてないんで悪さしようと……」
「……邪神の役割を全うしているのは褒めましょう」
「……」
「ですが、天界はさすがにだめです。帰ろうと思ってたのに……」
「ごめんなさぁい!」
「はぁ。とりあえず説教はあとにしましょう。今は生み出された魔物を倒しましょうか」
私は魔法を放った。
第一次天界大戦の勃発かな。
なぜ今日本当は一話更新だったかと言うと記憶飛んだんです。
眠たくてちょっと寝てしまったらどういう内容書こうか思い浮かべていたのを忘れて四苦八苦してたので本来は更新しない予定だったんです。
思い出したんでしました。思い出せたぁ。