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Another Arcadia Online  作者: 鳩胸 ぽっぽ
第六層エリア 【誇り高き獣】
322/856

英雄クー・フーリン購入後

 無事購入できた英雄、クー・フーリン。

 緑の髪でお姉さんっぽい。っていうかおっぱいが大きい。もう一度言う。おっぱいが大きい。けしからん。大体胸が大きければいいってもんじゃないんだよ。ちっぱいだって需要あるよ?


 「ご主人。買ってくれてありがとな」

 「お、おう」

 「チリン様……と呼べばよろしいのか?」

 「そ、そうだね」


 何緊張してんのチリン。

 はぁ、それにしても町おこしプロジェクトで金は使うんだけどなぁ。痛い出費だ。町おこしするまえに自分の金策をしたほうがいいかもしれない。


 さすがに一千万はやりすぎた。


 「我が神。人間どものオークションはいかがでしたか」

 「人間の欲望や絶望が混じったオークション。実に面白いものだな」


 と、うちの部下二人。

 クー・フーリンが二人を見ると槍を構えていた。いや、たしかクー・フーリンってゲイボルグを武器にして戦うんだっけ。


 もしかして持ってる槍がゲイボルグかな?


 「大罪め……!」

 「……はぁ」


 ルシファーがため息をついて、魔法を唱える。

 クー・フーリンは吹き飛ばされるのだった。っていうか、街中でそういうのしたらダメ! 騒ぎになるじゃないかよぅ!


 「ここになんで魔物がいる……! 我が愛槍ゲイボルグよ! 敵を貫け!」


 と、ゲイボルグを投げられる。

 ルシファーは普通に躱すも自動追尾してくるのか槍が軌道を変えルシファーの元に向かっていった。それをベルゼブブが片手でキャッチ。


 「重いな……」

 「そのゲイボルグは選ばれしものにしか扱えぬ!」


 と、槍の攻撃がルシファーに当たりそうになると。

 私はすぐにルシファーの攻撃をやめさせた。こんなふうに怪我するのはダメだし、ましてや敵っていうわけじゃないしね。

 でもクー・フーリンも結構な実力はありそうだ。期待はできるね。


 「ダメだよ。喧嘩したら。ね?」

 「すみません神よ」

 「いいよ。許すからちょっと金儲け手伝ってね?」

 「なんなりと」


 金がないんだ今は。

 

 「チリン先やってて。私は金儲けしてから行くよ。さすがに一千万は大金だし今金がないんだ」 

 「うっ。私のせいだよね?」

 「いいよ。気にしてないよ」


 現実で一千万というわけじゃないしたまにはばーっと使ってみるのもいい……なんて思ってみたり。いや、今更なんだけどね。

 そして金儲けに必死になるのもちょっと昔みたいで懐かしい。王時代はまだ金儲け必須だった。今は……なんかすごく未知のエリアとかいくしそこのものをプレイヤーに売却するだけ。簡単さが違う。


 いや、本当昔は金策がカモシカ貯金だったわ。懐かしい。















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いずれ王となる君に~部下である剣士の私はその才能をゲームでも発揮します~
新作です。VRMMOものです。
読んでもらえると嬉しいです。
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