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Another Arcadia Online  作者: 鳩胸 ぽっぽ
第六層エリア 【誇り高き獣】
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四天使は堕天使と踊る ①

 ガブリエルさんの愚痴を延々と聞かせられ、なぜか一緒に行動することになった。

 そして、一人仲間を呼んだのだった。


 「おーいミカエルっちー!」

 「っち呼びやめろハズイ!」


 ミカエル。

 おいおい。なんでこんなに重要人物がいるの? おかしくないか? 残りはウリエルだけなんだけど出会ってないの。


 「……ウリエルは?」

 「ウリエルっち? あそこ。今この国を束ねてる」


 ……まさかの王様。

 天界で天使の国という独立した国……なんだろうか。で、その国の王にウリエルが付いた。と。いやいや。ぶっ飛びすぎ……。神がいてからこその天界だとかルシファー言ってたよ?

 神に見放されたから独自でやってるのかな。


 ……で、この人たちルシファーをどうしたいのかもまだわからない。


 「ルシファーは?」

 「ルシファーっちは見つからないんよ~。ミカエルっちも必死に捜索してるんだけどねえ」


 その時だった。


 「神よ。ただいま……げっ」


 ルシファーの、早いご帰還だった。

 ルシファーの姿を見た二人。固まっているのだった。


 「随分と早いね」

 「ええ。まあ、神の元を離れるのはあまりよくないことですので。それで、この二人がなぜ?」

 「さっき偶然」

 「ほう……」


 ルシファーは二人に近寄る。


 「ルシっち~!」

 「うっそ! 間近にいたのかよ!?」


 ガブリエルはルシファーに抱きつき、ミカエルは驚いていた。

 いい友情だね。ルシファーにいいお友達できてお母さん嬉しいよ……。ぐすん。





 「やはり女は戦い! それが生きがいだよなあ!」


 目の前で開かれているのはミカエルとルシファーの戦闘。

 本当の剣を使用している。事の発端はミカエル。どうやらミカエルは戦闘狂らしいですわ……。嬉々として剣を振っている。ルシファーはいたって普通の顔だった。


 「それにしても、互角とかやばいな」


 ミカエルも相当手練れ。あのルシファーと同等の力で渡り合っている。

 戦闘慣れしているっていうこともあるのかな……。だけど結構かっこいいな……。


 「ふん」

 「おうおう~! 強がるのも今のうちだぜぇ~?」

 「ぬかすか」


 だけどルシファーはちょっと嬉しそうだった。

 少し口角が上がっている。興奮を隠しきれていないようだ。かつての仲間とまたこうして手合わせで着ている。

 結構喜ばしい。こういう漫画とかゲームってよくある。


 「相変わらず二人はすごいねぇ」

 「そうですねえ」

 「……ふぁ!? ラファエル!?」

 「どうも~」


 いやいや。あんた神出鬼没ぅ!


 「ラファエル! あんたいつから!」

 「さっき来たんですぅ! 城よってからきたんでウリエルさんも一緒ですよ!」


 えっ。まじで?


 「ほら、ウリエル! きてぇ!」


 と、手を引かれてきたのは、金髪の胸がちょっとある天使。

 ……なんていうか、可愛い。幼女だ。幼女天使だ。










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いずれ王となる君に~部下である剣士の私はその才能をゲームでも発揮します~
新作です。VRMMOものです。
読んでもらえると嬉しいです。
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