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Another Arcadia Online  作者: 鳩胸 ぽっぽ
第六層エリア 【誇り高き獣】
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新しいギルドメンバー 

 私たちがドレスを着ていると不意に扉が開かれた。

 初心者の装備をしている人たちが多数。防具でも買いに来たんだろう。パッチさんは急いでドアを開け出迎えるのだった。


 「うわ、多くない?」


 それは結構な大人数で。

 第四陣の人の多さがうかがえる。すると、チリンからメッセージが届いた。


 《うちの店に結構な初心者の人きた! 大繁盛なう!》


 おおう。うちの店もか。

 となると結構第四陣は人が多いんだな。


 「俺たち邪魔になるな。それじゃ、パッチ。また来るわ」

 「ご贔屓に~」


 私たちは外に出る。

 始まりの街。初心者が結構多かった。噴水広場ではギルド勧誘も行っている。


 「あの、お兄さんがた精霊の守護者のメンバーさんですか!?」

 「ちがうよ……」

 「違うのか……」


 と、横でそんな会話がなされていた。

 私たちのギルドって有名なんだなあと改めて思う。精霊の守護者に加入したいっていうんなら……まあ、ちょっと考える。弱いからというわけじゃなくて人数的な意味で。もう20人超えてるし……。人数多いのもね。


 うちのギルドってそんな部屋ないしね。


 ……だけど話だけ聞いてもいいんじゃないかな。


 「お嬢さんたち精霊の守護者の人探してるの?」


 さっきの子に声をかけた。


 「はい! うちの友達が入ってるらしくて一緒に……」

 「へえ。友達の名前は?」

 「ゲームではシャンバラでやってるっていってました!」


 シャンバラの友達か。

 うーん。友達なら入れてあげたいなー。友達ならまだいいって思ってるし……。


 「あの、精霊の守護者のかた知り合いにいませんか! いたのなら入りたいと……」

 「わかった。じゃ、いいよ」

 「いいって……?」

 「精霊の守護者に入れてあげるよ」

 「へ?」





 彼女の名前はホリック。

 回復士ヒーラー希望。シャンバラの友達。


 「まさか精霊の守護者のギルド長だったとは……!」

 「そうだよ。っていうかまり……ホリック本当に買ったんだ」

 「うん。楽しそうに話すからやりたいなーって……」

 「うんうん、布教のおかげだ。今日からホリックも仲間だね! 先輩として私がいろいろ教えてあげる!」


 と、シャンバラが妙に先輩面していた……。

 私は横目でそれを見てコーヒーを啜る。あ、うまい。ゲーム内でもコーヒーうまいんだなあって。砂糖入れなくちゃ飲めないけどうまい。

 いや、ブラックも飲めなくはないんだけどね?


 「うん! よろしく! ミキさんもよろしくお願いします!」

 「うん。よろしくね」


 新しいギルドメンバー。

 多分もうこれ以上増やさない。増やしたくない……。














勝手ながら明日の更新はないです。書ける時間になって書こうとしたんですがめちゃめちゃ眠い。無理……。ぐっすり寝て明日仕事して書こうと思います。

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いずれ王となる君に~部下である剣士の私はその才能をゲームでも発揮します~
新作です。VRMMOものです。
読んでもらえると嬉しいです。
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