ソゥの戦闘事情 ②
爆弾づくりを終えて錬金術師ギルドに向かう。
ギルドは人が少なかった。錬金術師という職業に就く人がちょっとマイナーだったりするし途中で挫折する人が大半居る。
「おめでとうございます。見事依頼達成なさったので中級職に就くことが可能になりました」
と受付の人が言うので、つける職一覧を見てみる。
私の適性は……。
・爆弾魔
・中級錬金術師
・回復爆弾魔
の三つ。
最後のは調べてもでてきてない。ということは、新種。
「この回復爆弾魔って?」
「それは爆弾の威力アップ、ポーションの出来がよくなる補正がかかります」
おお、いいなそれ。
「じゃあそれで」
私は回復爆弾魔になったのだった。
そして、現地錬金というものも取得するのだった。
MPを消費する代わりに道具がなくとも錬金が可能になるというもの。これで戦闘面は安全かな? 爆弾をその場で錬金すれば戦える!
これで私も戦闘手段を得た!
「試運転いっちゃおーう!」
始まりの街。平原。いく前に自分の持ち物を売り爆弾の材料を買っていく。平原到着。
私はカモシカを見つけ、現地錬金を使用。普通の爆弾を作り、投げつけてみる。投擲スキルがないから投げてあてるのに補正はかからない。
爆弾はカモシカに当たり、カモシカは倒れた。
「うん。爆弾の威力もあがってるっぽいしいいね」
アクセサリーなどの錬金術に関してはほぼほぼできなくなったけど戦闘手段を得たというのがでかいかなー。
「ちょっと楽しいかも」
爆弾を作っては投げ、作っては投げる。
ミニ爆弾だからそれほどのダメージじゃないけど、どんどんビッグ爆弾とか作っていったら面白そうだなぁ。
それに、気になってる爆弾もあるし、爆弾にもいろいろバリエーションがある。
回復爆弾とか、凍り爆弾とかね。
「何よりクロック爆弾というのがまた気になる」
某漫画見たく過去に戻るのだろうか。それだとちょっとうれしかったりもする。
「まぁ、素材はないしおいおい作ろうかな」
MPも尽きてきたしそろそろ帰って回復薬でも作っていようかな。
これでも私は回復薬は結構作ってるし王級のポーション作成も容易だ。今度目指してるのは神話級の効果を持つポーション。
それを人はエリクサーと言うが。
エリクサーを作るのが私の目的。
これからは素材も自分で取ってエリクサー作ろう!
そう決意した。