第六回イベント ⑦
ラブコメ書きたぁ~い。
ラブコメ書きたい病が発症しました。近いうちにラブコメ小説が投稿される模様です。
普通なら防衛側が攻撃側に行く……しかも総大将がくるなんて思わないだろう。
だが来た。ここで某ヒーローなら私が来たとか言いそうだ。いや、私って実際悪役っぽい立ち位置だけどね今は……。
だがしかし、イベントも長くやるわけにはいかない。
始まってもうに時間が経とうとする。決着の時は来るさ。それが今。私は総大将であるウルフェンを討ち取りベアン陣営に安寧を!
「いくよマーヤ」
「うん」
マーヤはナイフを構え、敵陣営に突撃をかます。
気分は友達の家に遊びに来た感じかなぁ。
「うーるふぇんさーん! あっそびーましょー!」
なんちゃって。
だがこんなことでウルフェンは出てくるはずもなく……。
「遊ぶのか!? 遊ぼうぜ!!」
……目の前に狼男が現れた。
……えっ。
「……ウルフェン?」
「いかにも! 遊ぶのか!? 何して遊ぶ?! やっぱ棒投げだよな?!」
ベアンを静寂だというのならこちらは喧騒といったところだろうか。
なんというか、せわしない方だ。尻尾を振り、今か今かと遊びたさそうにしている。だがしかし、私はベアン陣営だ。
それを伝える。
「いんだよ! ベアンと今遊んでるんだから!」
……どういうことだろう。
もしかして遊ぶ=戦うという方程式とか? いや、そうなんだろうな……。この戦いでもまだ遊びの範疇なのは恐ろしい。
「……対立は?」
「あん? んなもんない! ベアンとの仲は良好だぜ!」
……いや、ベアンさんはよく思ってない気がするし、多分勘違いを与えてるんだろうな……。
ベアンさん優しいけど冗談とかが通じなさそうだしあり得るかもしれない。だとすると遊び感覚なのはウルフェンで戦争感覚がベアン……。
なんていうか、ちょっと拍子抜け……。
「ベアンさんは勘違いしてますよ。喧嘩売ってきたもんだと思ってますし」
「なんだと!?」
「今すぐ説明に行きましょう。私もいます。ほら、早く」
「わ、わかったぜ!」
イグナイトスノーボードに乗り、ウルフェンと共にベアンの元へと向かう。
狼と見つけると攻撃をしてきたが攻撃の意思を示さない、敵対心はないと告げる。ベアンの元につないでもらいベアンの元へと向かった。
「ベアン!」
「ウルフェン……! お前よくも縄張りを……!」
「すまん! 俺遊び感覚でやってたんだ!」
「遊び感覚で戦争を……!」
「違うって! 単なるちょっかい! 本気にしないで!」
「……ふん?」
そしてウルフェンが事情を説明。
するとウルフェンが殴られた。
「遊び感覚で人の縄張りにちょっかいをださないで。以上」
「……ふぁい」
「……ま、真相を知ったし勝負はウルフェンの投了でぼくの勝ちでいいかな? いいよね?」
「お、おう……」
「……はぁ。今すぐどちらの陣営にも伝えて。終わりだって」
《ウルフェンの降参を確認しました。皆さまベアンの陣営の噴水広場の前にお集まりください》
こういうエンドもいいよね。
というか、このエンドにも意味があったり。たぶん次話で語るかな?とは思います。