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Another Arcadia Online  作者: 鳩胸 ぽっぽ
第六層エリア 【誇り高き獣】
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ダンジョン探索(自分の) ①

 とりあえず実装された。

 私の作ったダンジョンはどのくらい死んだかを確認することもでき、また踏破者もわかるということだ。それをギルドマスター室で見ている。


 まだされたばかりだからあまり人は来ないかー。


 すると、突然扉が開かれた。


 「ミキ! ダンジョンが新しく実装されたらしい! 行こうよ!」


 ということをチリンから言われる。

 ダンジョンねえ。他のみんなも作ってたしもしかしたら他の神様も作ってるかもしれない。他のみんなが作ったダンジョンも気になるしいってみるか。







 で、第四層エリアに来ました。

 …………。


 「ここ私の個人のフレンドが入って敵がいないっていうダンジョンなんだよね。ダンジョンっぽくないけどダンジョンなんだ。ボス部屋も下につながる階段もないからどうやっていくのかわかんないって嘆いてるんだよね」


 ……。

 知らぬが仏というやつだろうか。ここ、私が作ったダンジョン……。


 「そこでミキの豪運を頼ろうとしたの! ミキならきっとなにかしてくれるはずだと信じてる!」

 

 信じるも何もここ私が作ったから全部把握してるよ……。

 隠し部屋もボス部屋へのいき方もなにもかも。なんてったって製作者だから。というか、なんで自分が作ったダンジョンを攻略しなくちゃいけないの!?


 「ふむ、強い敵が出ないダンジョン。興味深い」

 「我が暴食の力を使いこのダンジョンを我が手中に!」


 そうだよ。この二人は知らないよ……。

 い、言えない。このダンジョンの製作者が私だなんて……。どういう巡りあわせなの? なんで自分が作ったダンジョンに自分が挑むの?

 と、とりあえずわかんないふりでもしておこう……。


 「じゃ、はいろっか。敵が出ないとはいえボスはいるだろうし気を引き締めようね」


 チリン達は入っていく。

 それを追って私も入ることにした。情報を見てみると三人追加されている。私は含まれないのね。まあそれはいいんだけどさ。


 結構なプレイヤー来てるなぁ。さっき見た時はこんないなかったのに。

 広まり方がすごいな。


 まぁ、比較的発見されやすいようなところだしいずれバレるとは思ってたけどここまで早くバレるのは予想外だった。

 とりあえず嬉しい。けど、自分のダンジョンというものに挑戦するというのは嫌だなぁ。


 「えーっとたしかここらへんに落とし穴あるからそれを回避っと」


 チリンが避ける。

 私はそれを無視してわざと落とし穴に落ちるのだった。実はというとこの先が隠し部屋。私はひとまず偶然を装ってそこに行こうと思っている。


 だがしかし。


 私の腕を掴む人物がいた。


 「チリン……!」

 「もう。ドジだなぁ」


 笑いながら私を引き上げた。

 ……。うまくいかない!










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いずれ王となる君に~部下である剣士の私はその才能をゲームでも発揮します~
新作です。VRMMOものです。
読んでもらえると嬉しいです。
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