表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Another Arcadia Online  作者: 鳩胸 ぽっぽ
第六層エリア 【誇り高き獣】
278/856

ダンジョンを創ろう ②

 目の前の画面でダンジョンの制作。

 落とし穴とかいいね。針孔とか火炎放射とか……。ほんとに異世界のダンジョンっぽいギミックだ。他のギミックはーっと。


 お、これなんかよさそう。


 ちょっとお高くつくけど。”重力倍増床”ってやつ。乗ると体重が二倍になるらしい。

 妨害系のギミックだ。これを二つ設置して……。その先に落とし穴でも仕掛けるかー。あ、そうだ。落とし穴を活用しなくちゃボスに行けないようにしよう。


 たくさん落とし穴設置してそれぞれの階層につなぐ。階段を無くしどれかの穴に入ったらいいってことにしよう。

 それのどれかがボスにつながる部屋として。


 で、肝心のボスは何にするか決めた。


 「堕天使ルシフェル」


 ルシファーに似てる名前だけど全くの別人。こっちは男の人。


 「さて、ギミック作りに専念しようか」


 ここに重力倍増床置いて、その先に落とし穴ーっと。

 ダンジョンづくりって忙しいね!







 数時間後、私の傑作ができた。

 このダンジョンは数時間後に実装されるらしい。このダンジョンは最高傑作と言っても過言じゃない。性格悪いっていうほどじゃないけどそれなりには難しくしたし、罠解除スキルを使ったら延々とクリアできなくなる地獄を作っただけ。


 ダンジョンづくり、意外と楽しいです。


 で、自分で早速プレイしているのだった。


 「うわっ」


 仕掛けた重力倍増床の上に乗ると本当に動きづらい。体重が増えた。私が今現在47kgだからその倍の94か……!

 でぶっちょになった気分だ。重い。体が超重い。


 「で、たしかこの次のギミックが……」


 がこんという音が背後から聞こえる。

 そうだ。ここに居座るなってことでたまに鉄球が転がってくる仕組みだ。それなりに早いから走らないとダメって感じで……。

 えっ。ここ走るの? 無理くね? いや、無理っていうほどじゃないけどきついなぁ。


 まぁ、作ったのは私なんだけどね。


 必死に走り、落とし穴が開く。

 ここに私は飛び降りた。ここはボスにつながる部屋ではない。ここで苦労しても水の泡と化すのです。ただ、ここはちょっとボーナスステージみたいなもので宝箱を設置しているしここは安全地帯だ。


 一応モンスターもでるからね。弱いモンスターばっかだけど。


 そんなことを考えて第一階へと戻る。

 今度は正規ルートでいくことにした。落とし穴から落ちていく。すると、堕天使ルシフェルがいる扉が目の前に。

  

 とりあえず入る。


 「よく来ましたね。ミキ様」

 「あ、うん。よろしくね」


 天使だから挨拶するんだろう。

 ちゃんとボスの役割してくれるかな……。
















評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。


いずれ王となる君に~部下である剣士の私はその才能をゲームでも発揮します~
新作です。VRMMOものです。
読んでもらえると嬉しいです。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ