表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Another Arcadia Online  作者: 鳩胸 ぽっぽ
第五層エリア 【気高き武士は今日も行く】
238/856

人魚の国 ②

 人魚の王フラットルさんとアラビアさんに傅かれた。

 私は何もしてないのにな……。


 「とりあえず頭を上げてよ。私は創造神ってだけでそれほど偉くはないよ」

 「いえいえ! 精霊の生みの親でもある貴方様には我々は逆らえませぬ。ははー……」


 殿様か私は。

 それにしても、精霊王という立場はすごいものだな、と改めて実感させられる。精霊が多いもんな。そりゃ立場よくなるわけだわ。

 

 「もういいから。さ、私は観光するよ。スピク! またね!」

 「えっ、もういくのぉ!? まだ話そうよ~!」

 

 それは嫌だ!

 私は全速力で泳いでいった。





 人魚の国にもショップがあった。

 人魚の服、人魚になれる服などがある。試しに人魚になれる服を買って着てみると足が魚のヒレのようになって人魚になれた。

 エルルゥも買って装備した。人魚のイケメン……。


 「人魚……。こりゃいいね」


 エルルゥは満足しているようだしいいか。

 まぁ、私も海の中ではこれが移動速度早くなるから装備してるけど。今の装備はドレスだから上下が合わさっているわけで服も購入したけどね……。じゃないと装備なしになるし。


 「それにしても人魚の国……。すごいな」

 「そうだね。結構すごい発見だよね」


 この国では特になにもなさそうだしゆっくりと観光できるだろう。

 観光していると町の郊外についた。

 

 戻ろうとしていると、なにやら採取ポイントが見える。少しだけ光っているのがわかった。そこで採取をしてみると”碧の水晶”という新素材がでてきたのだった。

 ……うん?


 これ、図鑑に載ってない……?


 「エルルゥ! 図鑑に載ってない素材発見した!」

 「ほんと?」

 「ほら!」


 碧の水晶を見せる。

 海の青と同化して見えない……。


 「ほんとだ。図鑑にもない。新発見だ」

 「バグかな」

 「いや、なさそうだね。地図見てみるとここも地図に載ってないからもしかしたら……マル秘のところかも」

 「マル秘!?」

 「理想郷……ではないけどマル秘の場所もあるよーってあらかじめ運営が言ってたんだよ。ここがマル秘のところかも」


 なるほど。マル秘だから新素材もあるということか。

 なら、ぼちぼち……。


 ……あれ? そういえば、前どこかで知らないところに出たクエストがあったはず。ウサギの国……。も、もしかして、あの雪の国も、マル秘の場所!? 

 そこに行くにはウサギの国を抜ける必要があり、ウサギ化が必要となると……。


 「……結構やらかしてる!?」


 新素材の発見、マル秘場所二か所発見。これだけでも相当痛いだろうに。


 「ミキ……。私たちもしかしてすごいところに……」

 「う、うん。来ちゃった……みたい、だね」











運営のマル秘場所

それはどのエリアにも必ず存在する……というわけじゃない。ランダムで出没するもの。ただしなにかしら外的要因がある場合は別となる。

外的要因となるもの:マル秘の場所に住む者たちとの接触に成功した場合


マル秘の場所は新素材の宝庫です。新素材がなければ強化できないものもあります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。


いずれ王となる君に~部下である剣士の私はその才能をゲームでも発揮します~
新作です。VRMMOものです。
読んでもらえると嬉しいです。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ