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Another Arcadia Online  作者: 鳩胸 ぽっぽ
第五層エリア 【気高き武士は今日も行く】
227/856

天下の大泥棒 ①

 私がふらっと第五層エリアを探索しているときだった。

 前からNPCの人がぶつかってきた。私はひょいっと避けて通ろうとするとぶつかろうとしたNPCの人が私の肩を掴む。

 黒髪で和服の女性だ。


 「あんたあたしのスリを躱すたぁやるじゃねえか」


 と、言われ、


 「あんたにゃ見どころがあるぜ! こっちへきな! あたしの弟子にしてやるぜ!」


 と言われて引っ張られていくのだった。

 連れてこられたのは一目が付かない場所。目の前の女性は服を脱ぎ始めた。そして、上半身裸となったのだった。胸のさらしは巻いてるけど大丈夫なのこれ。全年齢対象でこんなことして。


 「自己紹介をしようじゃねえか! あたしゃゴエモン! 天下の大泥棒……っていやぁ通じるか?」


 ……五右衛門。それって石川五右衛門だよな。あの泥棒の。義賊……じゃなかったっけか。

 ゴエモンが登場したかぁ。


 で、ゴエモンが私に何の用だろう。


 「このゴエモン様があんたに才能を見出した! あんた相当腕がたつとみた」


 ……まぁ、これでも神ですし。


 「そこでよ! あたしの後継者を探してたんだぜ?」


 ……勝手に後継者って言われても。


 「あたしの後継者のなるんにゃあちいとまだ腕が足りねえが鍛えたらあたし以上になるとみたぜ。どうだぃ? やらねーか? 今ならこのゴエモン様お手製の泥棒術を教えてやるぜ?」


 《イベント前クエスト:ゴエモンの後継者 を受けますか?》


 「ぶーーーっ!」


 思い切り吹き出してしまった。

 イベント前クエストって……。なんだよこれ。今までこういうの無かったんだけど……。イベントが始まる前にこのクエストを受ける必要があるのか。

 じゃあ、受けるけどさ……。


 「やります」

 「よし来たァ! なら、早速あたしについてきな! みっちり特訓してやるぜ!」


 私はゴエモンについていく。

 街をかけ、森を抜けると吹き抜けた場所に到着した。モンスターも出なくなんだか丸裸の丸太がただ建てられているだけの場所。

 ここが特訓場所?


 「あたしについてくるたぁやるじゃねえか! じゃあ、まずは忍び足から教えていくぜ。泥棒の必須スキルだからこれだけは習得するんだ」


 ゴエモンさんが手本を見せてくれる。

 要するに音を立てずに歩けばいいんだけど、ゴエモンさんは普通に歩いているのに音を出していない。これが忍び足スキル……。

 どうすればいいんだろうなぁ。


 試しに見よう見まねで歩いてみる。


 ざっざっざっ。


 音がしてしまうな……。


 「まあ、こうしてやるよりスキル封印の書を与えりゃいいんだがな」


 と、ゴエモンさんからスキルをもらった。

 スキル忍び足Lv.1。5分間音を立てずに歩けるスキルだ。クールタイムは3分。まぁまぁのものかな? このスキルを使って奇襲ならできそうだけどね。


 「ためしに忍び足を使って……あそこにいるあたしの同胞から物を盗んできな」


 と指示を出されたので私は近くまでより忍び足を使う。

 ゆっくりと近づいていって、懐に会ったナイフを持ち逃げた。


 「……泥棒の俺から物をぬすむたぁやるじゃねえか。待てや!」


 私は必死にゴエモンさんのとこまで逃げた。











スイッチのスマブラ買おうかなあ。バイト代で…。

ちなみに自分がよく使うのはワリオです。他のキャラも使いますがワリオが一番かな?

他に使うのは…ルイージとかデデデとかロックマンかなあ…

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いずれ王となる君に~部下である剣士の私はその才能をゲームでも発揮します~
新作です。VRMMOものです。
読んでもらえると嬉しいです。
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