表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Another Arcadia Online  作者: 鳩胸 ぽっぽ
第五層エリア 【気高き武士は今日も行く】
224/856

理想郷を目指す神と傭兵 ②

 第五層エリアで理想郷を探すということになったはいいんだけど。

 手がかりがなあ。闇雲に探すっていうのもあれだし。


 「理想郷は運も絡むからそんな簡単に見つかるわけないんだよね」


 そうつぶやきながら森を探してみる。

 ここは海と隣接していないために海はないからすべて森とかにあるんだろう。プレイヤーもたくさんいるんだよね。理想郷目当てだろうか。


 「あ、あの、ミキさん!」

 「ん?」


 歩いていると女子の二人組に話しかけられた。

 見た目は中学生くらいだろう。幼い感じが抜けていないような感じ。


 「っていうか、私をミキって断定してるね。いや、そうなんだけどさ」


 ちょっと有名になったかな。


 「君たち何の用かな?」

 「え、えっと、一緒に行動してくれませんか!」


 ということだった。

 行動かぁ。ブルーネームだしPKしたことはなさそうだ。でもなぁ。


 「私たちあまりうまくなくて! 理想郷を探しに来たのですがここの魔物強くて……」


 まぁ、レベルを見てるけどここの適正レベルじゃないからね。

 よく第三層のボスとか倒せたなーって感心する。


 「……まぁ、いいか。私たちも理想郷を探しに来たから。邪魔しないっていうのならいいけど」

 「複数人でも祝福はもらえるから二人くらい大丈夫でしょ。流石に人数制限もあるとは思うけど」

 「?? わかるんですか?」

 「まぁね。ギルメン二人が同じ祝福をもらってきたし」


 ソゥとマーヤがね。

 私がそう言うと辺りが騒がしくなった。


 「……もう一個発見されてる!」

 「ここのやつか!? 違うよな!?」

 「が、頑張って探すぞー!」


 などという声。

 あー、ここで私がカナアンを発見したっていったらもっと騒がしくなるだろうし言わないでおこう。ちょっと言いたいという好奇心はあるけど。


 






 で、さらに奥地。モンスターも強化されてきており、私たちは女子二人のプレイヤーを介護しつつ戦っている。

 名前はプーとムーっていうらしい。気弱そうなのがプーで基本的に無口なのがムー。


 「もうそろそろあってもいいんじゃないかと思うけど」


 私のレベルも上がっていく一方だしね。

 もう少しでレベル100いくぞ。200が限界値だしレベルマックスにするには時間がかかるな。


 「ん?」


 モンスターと戦い終わりちょっと地面に座ったときのことだった。

 地面に何やら赤いボタンがある。……明らかに怪しいよな。いかにもなにかあるだろうし。けど、押さずにはいられない!

 

 「ポチっとな」


 私がボタンを押すと地響きが起きる。

 そして、地面が割れ始めた。すると、中から出てきたのは階段。地下へと続く階段らしきもの。


 「……なんか出たし」

 「うわぁ……」

 「……」


 ……もしかして私、やっちゃった?




















久しぶりにゲームソフト買いました。

メイドインワリオ買いました…

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。


いずれ王となる君に~部下である剣士の私はその才能をゲームでも発揮します~
新作です。VRMMOものです。
読んでもらえると嬉しいです。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ