表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Another Arcadia Online  作者: 鳩胸 ぽっぽ
第五層エリア 【気高き武士は今日も行く】
215/856

閑話 黄金の都エル・ドラード

今回はミキじゃありません。

メンバーの発見をちょっと書いていこうかなと思います。

 目の前には黄金に輝く都市。

 人はいなさそうで、無人の都市。黄金郷……。黄金郷なのかな。


 「ねぇ、どうみてもこれ新発見だよね?」

 「ミキたちに報告した方がいいね」


 どうも、ソゥです。

 森をさ迷い、歩いているとなんだか黄金都市についた。金ぴかに光る都市に足を踏み入れてみる。ミキちゃん達に報告する前に確認しようかという話になったからね。


 「まぶしい」

 「まぶしいねー」


 マーヤと一緒に歩いている。

 建物、地面が金色に光っており、黄金都市といえるだろう。ちょっと目がちかちかする。


 「しっ」


 突然マーヤが私を止める。

 静かにしろって言われたので静かにしてみるとなにやら小さい声が聞こえてくる。その声はどんどん私たちの方向に近づいてきており、目の前の建物から影が飛び出てきた。

 私たちは構える。


 『そう構えなくてもよいぞ。人の子よ』


 そういう声が聞こえた。


 「……だれ」

 『自己紹介か? ふむ、私の名前はゴールド。この黄金の都エル・ドラードを守護する神だ』


 どうやらここは黄金の都エル・ドラードというらしい。

 で、ゴールドはここを守護する守護神というわけだった。


 「私はソゥです。こっちはマーヤ」

 「……よろしく」

 『うむ』


 と、会話が途切れる。


 「あ、あのっ! 私たちに何か用でしょうか?」

 『そうだったな。私はお前らに用事があるのだった』


 なんだろうか。


 『記念すべき黄金の都を訪れた最初の者である其方らに祝福を与えてやろうと思っていたのだ』


 ということだった。

 すると、都市全体の金色が突然光りだす。目の前が真っ白になるほど光で覆い隠された。そして、光が止む。


 「……何なの今の」

 「……マーヤ?」


 マーヤがなんか光り輝いている。

 まるで自分自身が黄金になったかのように……。触ってみる。鉄のように冷たい! まじで金になってるの!?


 「……ソゥ。体が……」

 「マーヤ! う、動ける?」

 「う、うん」

 『どうやらエル・ドラード自身も其方らに祝福を与えたようだ』


 祝福で体が金になるの!?

 いや、防御力はすごいだろうけど、動きづらくないかな……。


 「祝福……ね。まあ、もらえるものはもらっておく。動きには何の問題もなさそうだし」


 マーヤがナイフを振るがいつものような動きだった。体が金になっても動きは変わらないらしい。重さとかどうなんだろうと思っていたけれどそれは変わらないみたいだ。

 ……まぁ、マーヤは戦闘職だから使うだろうけど、私が金になっても使い道無い……。私って錬金術師だから本当は生産職だし。


 『我が祝福はいらぬであろう。エル・ドラードが祝福したのなら』


 と、ゴールドさんは消えていった。

 

 「……とりあえず帰ろうか」


 と、マーヤが普通のマーヤに戻っている。

 あっれ? それってオンオフ切り替え可能なのかな。ステータス欄で見てみる。あ、祝福をオフにするというのもある。オンオフ切り替え自由らしい。


 ……黄金化っていうのはとてもすごそうだ。













黄金化 詳細

黄金になることにより防御力大幅上昇。たまに相手の目を潰す効果がある。


黄金の都エル・ドラードの祝福 詳細

黄金の都エル・ドラードに訪れた1番目のプレイヤーにだけ与えられる。複数人で来たら複数人に祝福を与えられる。ただしオレンジネームなどはもらうことができずその場合は次きた人物に与えられる。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。


いずれ王となる君に~部下である剣士の私はその才能をゲームでも発揮します~
新作です。VRMMOものです。
読んでもらえると嬉しいです。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ