精霊の創造神の神域 ③
どうも。俺はプレイヤーのジガルデです。
今、第五層エリアに来ています。第五層エリアは昔の日本のような感じで非常に馴染みやすく、また武士の格好をしたプレイヤーもいる。
なんだか時代劇村に来たみたいだ。
だが、そのエリアに、ちょっと見ちゃいけないものを見たような気がしていまその人たちを尾行してます。
「あ、相変わらず不気味な不死王と精霊神……」
黒いフードをかぶり、怪しげに笑うミソギさんと精霊神であるミキさんが仲良く話していた。ものすごく不気味であり、ちょっと怖い。
なんだろう。テロでも起こすのかな……。不気味……。
「おいおい。何を話してるんだ?」
二人がしゃべっていると密会みたいだ。
なにか企んでる……? い、いや。そ、そんなわけないよね。あの不死王ですら不気味な笑いを浮かべながら話しているし、不気味でしかないよ……。
「動いた」
俺はそそくさとついていく。
ちょっと気になるからね。好奇心には勝てないよ。
えっ。
精霊神が何か設置した? なんかどこでもドアみたいな……。え、なにあれ。ドア? あれってここに設置できるものなの?
い、いや、ないない! 家具はギルドホームでしか設置できないんだ! なら、なんかのスキル?
どっちにしろなんか進化してるよね!?
「げっ、こ、こっちくる!」
ここ隠れる場所ここしかない。
に、逃げられない!
「ククク……ん」
「あちゃー」
見つかった。
俺、終わった。終わったよ。悪ィ、俺死んだ。
「……ごめんなさい」
とりあえず、俺は素早く土下座をした。
俺はしっかりと口止めをされ、バレたからには使っていいよと言われた。
ただ、人目につかないようにこっそり行ってとのこと。よかった。怒られなかった。土下座が功を奏したかな。
は、はああああああ。緊張したァァァ……。
でもミキさんとフレンド交換もできたし収穫は上々。
「どこで〇ドア~」
ということで早速使わせてもらいました。
うわっ、楽だろ! これ楽だわ! 移動が楽! 通行料いらないのかな。俺払えといわれたら払うけどね。もう関所って感じか。
この空間は何なのかわからないけど、とりあえず使わせてもらおう!
「第三層エリアだけ墓の中っていうのは気になるけどね」
町の中ではなくお墓の中。正直出た瞬間にビビッて扉をそっ閉じした。
だって怖いんだもん! いきなりお墓に囲まれてんだよ? 薄暗いお墓に。いかにも出るじゃん。いやじゃん。行きたくないじゃん。
第二層エリアとかは普通なのに第三層だけお墓の中っていかにも肝試しみたいな……。あー、怖かった。
最近ボカロにハマり始めてきてます、
最近は「キライ・キライ・ジガヒダイ」って曲を聴いてます