精霊の創造神の神域 ②
ここを通らせて通行料取ったら金儲けできそうなんだけどなーって思いつつ第二層エリアに行く。
うーん。まず人目につかず町からそんな離れてない最高の場所あるかしらね。いや、最悪森の中でいいんだけどこっちから入るとき困るんだよね。
ドアってどこで〇ドアみたいな感じだからさ……。探すのがゆるくないんだよ。
「どこに設置するかなあ」
私が悩んでいると。
「あら、精霊王……」
ミソギさんと出会った。
黒いローブを深くかぶり、緑色の液体を片手に喋るミソギさんはちょっと不気味。不死王だけあるのかな。
「最近の活躍ぶりは聞いてるわよ。すごいのね……」
「運がいいだけだよ」
あれは私がたまたま引き当ててるだけであって私の活躍……ではない。
私の運の活躍だ。
「ククク。そうそう。私進化するわ。神様になるのよ。あなたに一歩近づくわね」
「迷いの森ですか」
「いえ、違う方法を発見したのよ……! それがこれなのよ……!」
と、取り出したのは石。
真ん中が赤く光っている石を取り出し、見せてくる。
鑑定してみると、進化の奇石と出てきたのだった。
効果は、レベルが1に戻るが進化を可能にする、という効果。うわぁ。アイテムでも進化可能か……。まあ、迷いの森のイベントではレベルはそのまま進化だし、デメリットもあるというわけか。
「素材が面倒だったけれど作れたのよ……! 今から進化するわ……!」
と、ミソギさんが天に向かって石を捧げる。
すると、その石が浮かび上がり、チリとなって消えるかと思うと粉々になった石がミソギさんの体の中に入っていった。
どうやら、進化したらしい。
鑑定してみるとたしかに死神となっている。
不死神じゃなくて死神なんだ……。
「……これで私は卍解使えるかしら……」
「使えないと思うけど……」
「私がしたかったことは終えたわ。今度はあなたがなにをしているのか知りたいわ」
教えるから近づかないで!
神域について教えた。実際中にも入れてあげた。
「ククク……。心地よい平原だったわ」
との感想をもらった。
そして、ミソギと一緒に設置する場所を決めることにした。人目につかない所ならミソギが詳しく、たまに使わせてもらうということを条件に出された。
まあ、不気味だけど信頼はできると思うし許可したよ。
「第二層ではここよ」
と、路地裏。
第三層では墓の中心。行かないですけどね!
第四層エリアは、意外にも精霊樹の隣だった。
精霊樹は私以外立ち入り禁止となっているらしく、私が認めない限り通れないんだとか。私が通れるのは精霊神だから。
というわけで、あとは第五層エリア。
「私も第五層には手を付けてないわ……! 探索しましょうか」
そういうことだったので、一緒にぶらつくことにした。
ミソギとあまりかかわっていなかった主人公。
ロト>トロフィ>ガガトツ>プギー>ミソギ。
旧王組の関わりの順。
新入れても変わらないような気もするけどとりあえずロトが一位っていうのが解せない。