表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Another Arcadia Online  作者: 鳩胸 ぽっぽ
第五層エリア 【気高き武士は今日も行く】
195/856

精霊の創造神 ②

 モンスターと戦う。

 それはちょっと心躍る。私はいつの間にか戦闘狂にでもなったんじゃないだろうか。


 「覚悟はいいですか?」

 「大丈夫です」


 さあ、魔物よこい。私が相手してやる!


 と、アルテナ様が出してきたモンスター。

 それは、でかいオジロワシ……。初めての鳥型モンスター!?


 「鳥型なんて初めて作りました……。ふぅ。初めては鷹って決めてたんですよ」


 ……見た目オジロワシだけど?

 えっ、鷹なの? これが? どうみてもワシだけど?


 鑑定してみよう。


 ――――――――――


 ・オジロタカ Lv100 70000/70000


 ――――――――――


 オジロタカってなんだ!? ってか、強くない!? 私今53レベルなんだよ!? 大体倍のレベルだよねこれ!?

 勝てるかなぁ。まあ、やるしかないんだろうけどね。


 「タカァァァ!」


 タカの鳴き声そんな感じだっけ!?


 「”模倣太陽”連発!」


 周りに何個も太陽を作り上げる。

 さすがに作りすぎた。7個作ったあたりでMPが底をついた。


 回復! 二枚使用!


 タカは恐れをなして近づいてこなくなった。じゃあ、ぶつけてやるか。

 まず一個をタカめがけて飛ばす。躱された。まあ、予定通りだよ! 他の一個を避けた軌道にぶつけてやるとタカに直撃。

 うわ、攻撃えぐい……。焼き鳥の完成!


 まあ、死んでないんだけど……。でも、すごいことに体力の半分を削ったんだよ……。魔法防御はそれほどないらしい。あったら私困るけどね! 物理貧弱笑えないって感じだからね!


 「幸いなのはボス・・ではないってことだね」

 

 ボスならば第二形態とか覚醒とかあるんだけど、こいつにはない。

 楽勝だ。レベル100といえど楽勝だよ。


 そして、あっけなく勝利。

 ……あっけなっ!


 「勝ちましたか」


 と、嬉しそうに述べるアルテナ様。

 トーナメント制……じゃないよな。違うよね?


 「はい。勝利したのでご褒美を上げましょう。二つほど。まずは進化・・させますね」

 「……え?」


 これ以上の進化形態あるの!? 進化したんだよ!? 神になったんだよ!? もうなくない!? ねえ、あるのこれ!?


 「進化が一つ目のご褒美です」

 「え、いや、あの」


 私は進化した。 

 自分のステータスを見てみると、レベル上限を解放、最高レベルが200になれるようになった。これは普通のプレイヤーもいけるらしいが、まだ現時点でそこまで解放していない。

 そして、何より大きいのが……。


 ”魔物創造”と”精霊創造”の二つ。


 どうやら、私は精霊の創造神というものに進化したようだ。


 えっ。いや、なにこれ。


 ステータスはわずかに上がる程度だったけど……。レベル上限解放はでかいけど。いや、魔物創造? 精霊創造?


 「二つ目は神域解放です」

 「待ってくださいアルテナ様!? なんですかこれ!?」

 「”魔物創造”は魔物を創るスキルです。魔物を創ることができます。1日10体が限度ですよ? ”精霊創造”は精霊を創るスキルです」

 「そういうことを聞いてるんじゃなくて……!」

 「はい。神域を解放しました。では、さようなら」

 「アルテナ様ーーーー!?」


 そして、私は空中に放り出された。

 私は落下していく。いや、あの、理解できてないまま放り出されたんですけど!? あの創造神なんだおい!

 え、えっと、精霊の創造神になって? 神域解放? して? 魔物を創れるようになって? 精霊を創ることも出来て?


 ……えっと、私っていつからラスボスに?


 もうやばいところまで到達しちゃったよ!?









創造神は各地に住処を作っています。

空や海、川の中、地中の中、森の中などなど。たまに人が入ると喜んで試練を与えて褒美を授けます。褒美を授けたいので試練は簡単にしています。

ただし、授けたいだけなので授け終わったらラフランス。つまり用無し。


もちろんどの種族も可能、王でなくても可能。

神が来た場合はレベル上限を解放してくれる優しい子です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。


いずれ王となる君に~部下である剣士の私はその才能をゲームでも発揮します~
新作です。VRMMOものです。
読んでもらえると嬉しいです。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ