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Another Arcadia Online  作者: 鳩胸 ぽっぽ
第四層エリア 【精霊は無邪気に笑う】
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キークエスト解決に向けて ①

 チリンの報告を聞くことにする。

 

 「依頼主は城の兵士。森になにやら不穏な気配がしているというから見てきてくれないか? とのこと。この不穏な気配こそボスなんじゃないかと踏んでいる」


 とのことだった。

 森っていうことは精霊……。いや、邪悪なモンスター? 邪神ちゃんが放ったモンスターだったりしないのだろうか。いや、それはなさそうだ。


 だって邪神ちゃんたまにここに来るし。


 「遊びに来たのじゃ!」


 ってね。

 ほんと自由だよ邪神ちゃん。あの褐色肌の妖艶な女性姿ではなくいつものロリ姿。どうやらこの状態がデフォルトらしく疲れないんだとか。


 「邪神ちゃん。精霊都市の不穏な気配って邪神ちゃんがやったの?」

 「む? ふぁんたじあには手は出しておらぬぞ?」

 「だよね」


 邪神ちゃんは嘘をつくことはない。というか、つくけどバレバレなのだ。

 

 「その気配ってもしかしたら魔王じゃないかのぉ」


 トロフィさん?

 

 「いやいや。魔王ならすでに私たち会ってますし」

 「そういや近くにいたの。じゃが魔王は数体存在するんじゃぞ?」


 ……なにそれ初耳なんだけど。

 ということは、トロフィさんは魔王の一人でしかなくてこの世界には魔王が複数体いるってこと? 王様って一人だと思ったけど……。あ、そっか。精霊王だって二人いたんだ。ならありえなくはないのかもしれない。


 「魔王か、魔王の直属の配下かもしれぬな! 精霊の森ということは精霊を利用するつもりなのじゃろ! かーっかっか! 魔王はずるっこいというか、バカというか! 精霊を利用するなら精霊王を倒さねばならぬて!」


 ……そうなの?


 「ま、急いだほうがいいのかもしれぬな。精霊神なんじゃろ? 早く駆け付けたほうが良いとは思うぞ」


 了解でございます! 邪神ちゃん!


 「行くよみんな!」


 クエスト直行じゃ!




 私は飛行スキルで走らずに済んでいるけどチリン達は走っている。

 一応いるメンバーは連れてきた。チリン、エルルゥ、ルルーク、ジャンヌ。うぉたぁは現実で予備校にいっているためログインしていない。

 というか、今の時期は忙しいとか。ロックも仕事があるといってログインしていない。休日出勤か……。


 「ワープ機能ほしい……! なんでワープ機能ないんだ……!」


 あるけどそれは転移の魔法を覚えないといけないからね。

 転移というのは100万でスキルの店から購入出来る。私の現在の所持金は109万。余裕で買えます。私は買おうかな?


 というか、買う。だって第三層通らなくちゃいけないしね。それだけは絶対嫌だ。


 まあ、ギルドに戻るを押せばギルドには行けるんだよね。


 第一層エリアにいくのは簡単なんだよな。


 「で、邪神様もついてくるんだ」

 「面白そうじゃからの! それに、精霊神と我は親友じゃしいいじゃろ!」


 親友的ポジションなんだね私たち。NPCにも好感度はあるんだろうな。カンストしてるんじゃないかねたぶん。

 この信用されぶりはちょっとすごいと思うの。


 「それに、魔王なら我が叱ってやらねばならぬしの! 精霊はお主の配下なんじゃからな!」

 

 あ、そういうことになるのか。

 まあ、精霊神だからそうなるか。


 「邪神と精霊神の組み合わせって怖えっすよ」

 「ていうか私も飛行スキルとっておけばよかった……」

 「疲れたりしないからいいんじゃないか? 私は走るの好きだぞ」

 「ボクは苦手……」


 はっはっは。飛ぶのは心地いいな。











もうすこしでボスに行けるかなー


最近のマイブームはカルピスですね。濃い味のカルピスとかヨーグルトカルピスとかが一番きてます。

あと胃の調子は寝たらすっかり治りました。たまにこういうことにもなるので病院行こうとは思います…

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いずれ王となる君に~部下である剣士の私はその才能をゲームでも発揮します~
新作です。VRMMOものです。
読んでもらえると嬉しいです。
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