表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Another Arcadia Online  作者: 鳩胸 ぽっぽ
第四層エリア 【精霊は無邪気に笑う】
173/856

モデル三つ巴合戦 ①

 11月に入ろうとしている。

 寒さが増していき、ちょっと寒く感じてきた。女子はスカートなのがいけないんだ。


 それより、今日はイベント。

 コラボイベント最終日。遅れるわけにはいかないから早速ログインだ!





 ログインすると、私はコロシアムの中にいた。

 コロッセオみたいなコロシアムだ。ここでどうやら戦うらしく私は選手として控室にログインさせられたらしい。


 「早いね」

 「マーヤ来てたんだ」


 マーヤはすでにログインをしていた。

 イベントまであと30分あるのだ。その間に必要なことを済ませろということらしい。

 私たちは特になくて、あるとしてもマーヤのナイフの切れ味を研いで戻すという作業だけで終わるから準備もそれほどかからない。


 「……その装備で大丈夫?」

 「ん? あー」


 そういえばこれもらってから変えてないね。

 下級精霊装備。今までこれでやってきたんだけどもう替えるときかなあ。耐久度は減っていないんだけどね。攻撃は当たってないし。

 だけどこの装備が舐められる原因も作ってるし、もうちょっと豪華絢爛にしたほうがいいのかもしれない。これはちょっとみずぼらしいし。


 「今日は大丈夫だよ」

 「ふぅん。そっか。頼りにしてるよ」

 「うん。任せて」







 そして、バトルが始まる2分前。リング入りする私たち。


 《実況はウルサ、解説はネンスがお送りするぜ!》


 どうやら実況と解説がつくらしい。


 《まずはああああ! 今話題の女子高生モデル、可愛い顔がチャーミング! ミユキと勇者ロトペアー!》


 ロトさん!? やっぱり王を使ってきたか!


 《そしてえええ! 天然キャラクターが大ウケ! 意外と毒舌なハルカとオルフルペアー!》

 「実況も俺の名前間違うんじゃねえ!」


 オルフさん名前覚えられないのかな? 結構簡単な名前だと思うけど。


 《そしてえええ! クールなキャラが大人気! 歯に衣を着せぬ物言いでびしばしと斬る! マーヤと……。そして、最近はこのゲームのラスボスなんじゃないかと運営にすら思われ翼が生えた生けるラスボスにして頂点! 精霊神、ミキ!》


 ……気になる単語が。


 「ねえ、ラスボスって何!? 私そんなんじゃないよ!?」

 《公式ラスボスなんじゃないかと運営も言っております》

 「そんなんじゃないいいい!」


 私はいちプレイヤーでありラスボスなんかじゃない!

 翼が生えたのは……事実なんだけどさ。神気解放のせいなんだけどさ。ラスボスって……。私ラスボスじゃないのに……。


 「……ミユキさん。俺降参したい」

 「ここまできたんです。やってやりましょう!」

 「まじで? そんな人だったのか……? 俺死んだ。俺死んだよ。ママ」

 「……精霊神は偉大だね」

 「ほへー。すごい人なんだー」


 ……とりあえずやめて! ラスボスのような扱いしないで!


 《そしてぇ〜! 今回はモデルのみなさんがコーディネートした服を参戦者全員に着てもらうことになっておりまーすっ!》


 あ、そういうコラボだったね……。

 隣を見るとマーヤも忘れていたのかちょっと戸惑っている。


 《今からお着替えタイムだー! この場で装備を変えてもらいまーす!》


 どうしようか?


 「……しょうがない。私の服のこれを着てもらえる」


 と、差し出された服を着たのだった。

 早速着替えてみる……。おぉ、これは……!


 《おぉっとぉ〜! 精霊神! なんとドレスです! 清楚な感じと合わさったナイスなドレス! これは会場のみなさんも釘付けだァああああ!》


 「……まだ未完成だけどごめん」


 これ未完成品なのか…。まあ、着やすいからいいけどね!











 ※運営



 「…こればかりは仕様だし仕方ないにせよ……! なぜ、神気解放までしてしまうのだ! くっそがああああ!」

 「もうミキの幸運はとどまることを知らないな」

 「もうこいつがラスボスでいいんじゃないっすか? 多分ラスボスよりラスボスのステータスしてますよ」

 「これもう裏ラスボス的なポジションだろ」

 「体力低いからそれはないんじゃ」

 「お前……。ミキが物理攻撃受けた記憶あるか?」

 「……ない。あれっ!? ないぞ!?」

 「……な?」

 「ははは。俺の頭バグが……。処理速度遅いっす」

 「「「安心しろ。俺たちもだ」」」











ミキが装備を変えない理由。耐久度が一向に減らないから。

そもそもあてられていない。自分から当たりに行った狂った精霊化以外では。


あと新キャラオルフに既視感覚えてる人多分ア○雪見てる人じゃないかなあ。あっちはオラフだった気がするけど…。


改稿いたしました。

服の話を入れました。ロトたちの服はそれぞれここで述べますよ。


まずミユキ。ミユキはゴスロリチックな服を着てツインテールにしております。

ロト。青の鎧。以上。


ハルカ。海賊のキャプテン帽子に黒のマント、黒い横縞のシャツに茶色いズボン。

オルフ。青の横縞のバンダナに青の横縞のシャツ。そして茶色い短パン。


マーヤ。タキシード。


マーヤは精霊神を引き立たせるためにタキシードを選びました。タキシードは完成していたのですがドレスが未完成。


ハルカたちは海賊をモチーフ。


ロトは…勇者です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。


いずれ王となる君に~部下である剣士の私はその才能をゲームでも発揮します~
新作です。VRMMOものです。
読んでもらえると嬉しいです。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ