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Another Arcadia Online  作者: 鳩胸 ぽっぽ
第四層エリア 【精霊は無邪気に笑う】
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なめられたからには制裁を

最初に言っておきますが明日は更新がありません。ちょっと書くものがあり、そちらに集中しているせいかものすごくアイデアがなくなってますので。

明後日は更新できるかな?

 ギルドホームが完成し、使用することにした。

 ギルドの機能を開始させ、依頼を待つ。すると、森の中に現れる一人の人影。鑑定してみるとプレイヤーだった。初心者装備なので初心者らしい。


 「あ、あの! ここは、ギルドですか?」

 「ギルドですよー。どうしましたぁ?」

 「その、僕をここに入れてください!」


 と、頭を下げてきた。

 その顔はとてもつらそうな顔で。


 「……理由は?」

 「……いじめっ子を、見返したいからです」

 「ふぅん……」

 「いじめっ子は、人間の王国というギルドに加入しました……。そして、僕をいじめるんです。ギルド加入もしてないのか。お前って雑魚だからな……って」


 人間の王国? どこかで聞いた名前だ。


 「それで、このあたりのギルドに入ろうとしているのですが、門前払いで……」

 「へぇ」

 「お願いします! なんでもするので……! お願いします!」


 と、頭を下げて懇願してきた。


 「もうメンバー増やすつもりはなかったんだけどなあ……」


 私はそうこぼす。

 今のメンバーは15人。多いとは言えないが十分なものだ。だから、今は増やすつもりはなかったんだけど……。

 なんだか、可哀想だよね。


 「そこをなんとか!」

 「……他の……そうだな。獣王さんとか勇者さんのとことか門前払いされたの?」

 「……はい。受付の人にバカにされて笑われて……」


 ひどい人もいるもんだ。


 「わかった。許可するよ。けど、勇者さんとかに悪い印象持たないでね? 勇者さん自体はいい人だから」

 「あ、ありがとうございます!」


 と、ものすごく頭を下げていた。


 「サン。チリン達に紹介してきてあげて。私はロトのところとかに挨拶してくるから」

 「わかりましたぁ。でもこのギルド他には誰もいませんよぉ? 大体出かけてるし……あ、いっちゃった」





 神殿のような勇者ギルド。

 私は足を踏み入れる。


 「いらっしゃいませー。依頼ならこちらで承りまーす」

 「ああ、えっと、ロト、いる?」

 「……失礼ですが、あなたは?」

 「隣の者です。挨拶にと」


 フレンドメッセージで呼べば早いけど、形式的にね。


 「……わざわざ隣の弱小ギルドかよ……」


 その声を聞き洩らさなかった。

 弱小? はい?


 「ロトさんは今狩りにいってまーす」

 「ああ、そう」


 本当かね?

 試しにフレンドメッセージを送ってみる。すると、ちょうどギルドにいるけどって帰ってきた。なので、ギルドに来たんで会えないと送ると今行くと来たのだった。


 「君、嘘はよくないよ」

 「はあ?」


 何言ってんだコイツ、みたいな顔でこちらを見てくる。

 そして、ロトさんが下りてきた。


 「あー、ロトさん。こいつがロトさんと会いたいって言ってましたぜ。本当は追い返そうと思ったのですが」

 「……追い返す? 君さ、この人誰だかわかっていってる?」

 「はい? 装備の貧弱さから見て第二陣で来た人でしょ? 少なくとも初心者……」

 「バカか!!」


 と、ロトさんが怒鳴る。


 「この人はミキ。そういえばお前でも分かるだろ?」

 「ミキ? それって、精霊の守護者で精霊神ですよね? こいつがそうなんすか?」


 と、指さしてそういうのだった。

 失礼極まりないな。見下している発言ばっかしてさ。君、覚悟はいいかな? 私怒るよ? いや、悪口ならまだいいけど、バカにされて、侮られるのは嫌だ。これでも、私はちょっとは強いんだから。


 「……で、ミキちゃんはなんで俺のところに…」

 「隣にギルドホーム立てたんで挨拶に」

 「突然森ができたなーって思ったらあれミキちゃんのだったのか!」


 はいそうです。


 「……で、こいつの処罰はどうする?」

 「私がキルしてもいいんだけど、むやみに殺したくはないし、ギルド除名でいいんじゃないかな」

 「は、はあ!? なんで!?」

 「わかった。受け入れる。ごめんね」

 「ど、どうしてロトさんも受け入れるんだよ! こ、こいつの言いがかりだろ! ロトさん! ギルド対抗バトルで格の違いを見せてやれ!」

 「……俺は、負ける勝負はしたくない」


 と、ロトがその男を睨む。


 「お前は、ミキちゃんの恐ろしさを片鱗でも味わってねえからそういえるんだ。ミキは、俺よりはるかに強い。俺らの戦力をもってしても、少人数の精霊の守護者には、十中八九負ける。そんな相手と戦いたいと思うか?」

 「か、勝てます! 人数差がありますし!」

 「それが? ミキちゃんにはその人数差は、関係ない」


 いや、あるけど。私多人数にはめっぽう弱いし。


 「いい加減黙ってくれないか? 俺はミキちゃんには喧嘩を売りたくはねえんだよ。お前は本日今限りをもって除名。いいな?」

 「な、納得いかねえ! 死ねえええ!」


 と、襲い掛かってくる。単調なやつだ。


 「そいつは結構腕がたつプレイヤーだったんだけどな……。残念だ」


 私は、精霊魔法で迎撃し、難なくキルした。

 正当防衛とみなされ、オレンジネームにはならなかった。










ミキもどんどん自信が芽生えてきました。

ただ、それに驕ることはしないいい子なんでもっと高みを目指してます。


さて、そろそろ修学旅行をいれようかな。

準備編から。


あと今更なんですが文字数がものすごく少なくて申し訳ございません。できるだけ多く書きたいけど、触れられる時間が……。自分のパソコンはなくて親のパソコンで親が大体使っているので一時間程度しかなくてですね。内容も考えながら書いているというバカなのではい。ものすごく少なくなってしまいます。


次回五千文字は書いてみよう……。挑戦心。つきたらすまないです。

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いずれ王となる君に~部下である剣士の私はその才能をゲームでも発揮します~
新作です。VRMMOものです。
読んでもらえると嬉しいです。
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