ローイ工房を見学しよう①
そういえば、汚濁竜で上がったレベルを確認していなかった。5レベルからいくらくらいあがったのだろう。
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Lv.7 ミキ 種族:精霊王 女性
HP:68/68
MP;165/165
ちから:7
まりょく:208
ぼうぎょ:13
まほうぼうぎょ:199
かしこさ:219
きようさ:74
すばやさ:112
【スキル】
・全属性精霊魔法Lv.10 ・精霊の眼 ・精霊の祝福 ・精霊従属
【その他】
・精霊王 ・六つの王様 ・鑑定
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これが現在の私のステータスだ。
魔法特化型だからもはや魔力とかしこさは二百を超え、魔法防御力も高くなっているが非力で紙装甲なのはいまだ変わらず……。
あ、そうだ。あれから三日たったしローイ工房いかないといけないんじゃないかなあ。
私に見合った防具出来てるといいんだけどなあ。
「出来てない?」
ローイさんはあたまを下げて謝ってきた。
い、いや、いいんだけど出来てないって……。え、そ、そんなに難しいの防具作るのって。
「他の仕事を投げ出して研究はした。したんだが上手くいかなくてな……。いや、できてるにはできてるんだがお前さんの力じゃもてないものばかりなんだ。力が20以上ないと装備不可能なものばかりで……。もう少し時間かかる。あてにしてくれたところ本当にすまないが!」
「いえいえ、大丈夫ですよ。一朝一夕で出来るなんてうまい話はありませんって。出来たら呼んでくださいね。フレンド申請しておくので」
《ローイさんにフレンド申請を送りました》
《フレンド申請が承認されました》
《ローイさんとフレンドになりました》
「できたらメッセージで送る。本当にすまないな……」
「いえいえ、作ってくれるだけでもありがたいですよ!」
ローイさんは真面目だなあ。少しはチリンを見習ったほうがいいのかもねえ。チリンなんてバカだし猪突猛進ガールだからさ……。いや、私もそういう面は無きにしも非ずだけどもさ。
「あ、せっかくなんで工房内見学してもよろしいですか?」
「いいが、気になるのか? 特に面白いもんはないと思うんだが……」
「いえ、興味本位なだけです! 私、気になります!」
「わかった。案内してやるから。まあ、弟子たちがたくさんいてうざかったり暑苦しいこともあるかもしれないがそこは大目に見てやってくれな。悪い奴じゃないんだ……」
「大丈夫ですよ! 私人より寛容だという自信ありますし!」
まあ、チリンがいたからここまで寛容にね……。
いや、私の友達って押しつけがましい人が多いからかもしれない。私って友達運ないんじゃないかなああ…。いや、いい人ではあるんだけど自己中な人とかナルシストとか、バカ(チリン)とかいるし、自然に面倒見のいい人になったのかもしれない。
そう考えるとなんかやだな……。
「んじゃあ、とりあえず案内するからついてきてくれ」
「わかりました!」
まあ、寛容なのはいいことなんだし、気にせずともいいか!
ああ、宣告しておきますね。ゲーム回が主体ですがたまに現実の話も入ります。
だってこれでもミキは女子高生ですもん。ゲームじゃなくて友達とくっちゃべりたい時だってあると思います。ゲームだけが青春じゃないからね仕方ないね。