結果発表!
結果発表。
私たちは暗い空間に転移させられて、目の前に映像が映っている。そこに、運営であろう女の人がいた。
『私は運営チームの三笠 晴子です。今日は私司会の元、結果を発表しまーす! いえーい!』
三笠晴子さんという人がマイクをもっていた。そして、順位であろうランキングが表示される。
『まずは二つのサーバーの上位三名を発表しまーす!』
上位に食い込めるといいな。
『第一サーバー、第三位はロト、トロフィペア、105キルです!』
ロトさんとトロフィさんが第三位? 私の予想ではもっとも懸念するべきライバルだったんだけど。
『第二位は、ぺぺぺとまるこペア、115キルです!』
この人たちは知らない。けど、第二位ということはものすごい腕前なんだろう。
「私たち何位かな? 一位かな?」
「キル数がわかんないからね。何位かはわかんないなあ」
チリンと一緒に順位を聞いていた。
いや、油断したのはすいませんでした。
「上位10位には報酬があるんでしょ?」
「一位に近いほど豪華って気がしたな」
ということは一位を取ったら一番いい報酬があるってことだね。
『そして栄えある第一位はっ……!』
ドラムロールが鳴り響く。
『ミキ、チリンペア、驚異の201キルです!』
「うぉっへぇ!?」
また変な声が出た。
第二位と圧倒的な差をつけて第一位……。何も行動してない日とかあったけど、それでも一位って?!
「やった! チリン!」
思わずチリンに抱きついた。
「まあこのサーバー内で一位ってことだよ。本命は総合」
チリンがランキングが前を見据えてそういう。
そうだ。総合に入っているか否かで決まるかもしれない。第二サーバーにはプギー、マシュマロ、ミソギの三人の王がいる。そのうちの誰かは入ると思うけど。
ジャンヌとかどっちだっけ。私とチリン以外あっちだった気がするけど……。
『それじゃあ、続いて総合発表いっくよー!』
こっちでは第一位だった。
総合では何位だろうか。気になる……。
『第三位、第二サーバー、ミソギ、プギーペア! 187キル!』
お?
「第二位以上は確定だね」
「そうだなあ」
目の前の映像を見ながらそうつぶやく。三位が187キルだった時点で私たちは二位は確定したっていうこと。
一位か、二位か。
どっちだろうか。
正直私はどっちでもいいんだけどね……。
『続きまして第二位! 第……』
そこで焦らすなよう!
一か、二か?どっちだ?
『第一サーバー、ミキ、チリンペア! 201キル!』
第一サーバーの悪夢と呼ばれたミキ、チリンペアが二位だって?