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Another Arcadia Online  作者: 鳩胸 ぽっぽ
第一層エリア 【始まりの町】
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クエストボスとの戦闘

 エルルゥとルルークのおかげでゴミ掃除も終了に近づいてくる。

 まあ、ゴミの数が多かっただけで戦闘はなかったから楽なほうなのかもしれない。そう考えるとラッキーな部類なのだろうか。


 その希望は、すぐに打ち砕かれたのだけれども。


「キシャアアアアアアア!!!」


 私たちの目の前に、蜥蜴があらわれた!!!



 ・ ・ ・ ・ ・



 戦闘が始まる。

 とりあえず鑑定をしてみた。


 ――――――――――


 ・汚濁竜おだくりゅうLv.8 HP:350/350 状態:怒り

 ごみを集めて自分の巣にする習性を持つ。



 ――――――――――


 汚濁竜という蜥蜴――もとい、ドラゴンは全身鱗という鱗で覆われている。形はどうみてもコモドドラゴンみたいなんだけどな。というかさ……。

 元凶はこいつか!?

 つまりこいつは住処を荒らされて怒っているという状態か! せ、戦闘になるなんて思ってないよ!? 私のレベルは……。5レベルだあ!?


 どう考えたってクエストのボスだよね……? ま、まだソロじゃないだけましだけど倒せるかなあ!?


「と、とりあえず戦おう! ”居合切り”」


 騎士であるエルルゥが素早く懐に入って一太刀いれるも汚濁竜のうろこには何の傷もついていない。鱗には攻撃は効かないのかもしれない。鱗以外の部分を狙うしかない。

 だけどどこだろう。


 ……狩人って視力とかどうなんだろうなあ。そういうスキル覚えてるのかな?


「ルルーク。汚濁竜をよく観察することできる?」

「え? まあできますけど」

「なら鱗に覆われてない部分を急いで探して! 多分鱗には攻撃通らないから!」

「いや、鱗にも若干だけれど通っている! 1くらいは与えられているはずだ!」

「だけどそんなちまちまやってたら死ぬって!!」


 弱点を殴るしかダメージを与えるしかない。鱗に覆われてない部分があったら最高なんだけどなあ! どこも鱗にしか見えない。あるとしたら口の中だけ……。

 でも、真正面からつっこむのはあまりにも無謀すぎやしないだろうか。


「キシャアアアアアア!!」


 エルルゥにとびかかる汚濁竜。エルルゥはダメージを受けていた。

 ん? 紫のエフェクトが一瞬……。嫌な予感がするぞ。エルルゥのステータスを見てみないと! でもステータスは相手がステータスを見せるって選ばないといけないはずだ……!

 あ、いや、見れるかもしれないか? ある方法はある。


 鑑定っ!


 ――――――――――


 ・エルルゥ Lv.7 HP:60/72 状態:毒


 ――――――――――


 やっぱりさっきのエフェクトは毒だったのか!

 つまりじわじわと体力が削られていくということ……あまり長期戦はできないね。だとすると短期決戦のほうがいいのか……。解毒魔法とかあるとしても私はもっていないし……。精霊魔法でなんとかできないのかな……。土魔法とか回復も出来そうじゃないかな?


 ……物は試しだ!


 水魔法さん! エルルゥを回復させて!!


 《回復:小 を覚えました》


 できるんかいっ!


「減った体力が満タンに……?」

「エルルゥ! あまりダメージうけないでね! そいつの弱点をルルークに探してもらってるから!」

「わ、わかった! 回避に専念すればいいんだな!」

「そういうこと!」


 毒でじわじわ削られていくからHPがやばくなってきたらちまちまと打つようにしよう。ただでさえ消費MPが多いからな。

 MPを増やしたほうがいいのかも。職業魔法使いなら増えそうだけど……低い防御をさらに減らしたくもないしなあ。


 って、そんなことを考えている場合じゃない!


「キシャァァァ!」


 って、攻撃がこっちに向いた!

 騎士であるエルルゥへの攻撃の手を止め、こちらに駆け寄ってくる汚濁竜。

 くそぅ……こうなったらかけるしかないか! 現状私の中で一番の威力を持つ精霊魔法……! あの遅いナパーム弾だ! 名前は……ナパームでいいかな……。


 って、噛み付かれそうだよお! 一か八かだ! いっけえ! ナパーム!


 全MPを消費し、汚濁竜に向かって光の玉を放つ。

 光の玉は、汚濁竜を包み込んだ。すると、汚濁竜はもがき始める。


「キシャァァ!!!!!」


 絶望の叫びみたいな汚濁竜の咆哮が水道内に響き渡った。


 《レベルアップしました》


 そういうアナウンスが頭の中にも響き渡った。








いや、こういう作品を書いてるのに戦闘描写がものすごく下手なんです。下手な描写を申しわけない……。


四月ですね。春から高校生の方もいるんではないでしょうか。自分は春から無事社会人になれます。自分の友人には自分のなりたかった自宅を警備するという立派な職業に就いた人がいて羨ましい限りです。


働くということには不安や絶望は抱けるのに期待や希望は抱けないのはなぜでしょう。

どこかのゲーム会社に入社した女の子のようにブラックでも前向きで働けるわけじゃありませんし、むしろ働きたくないという意思が自分の中にあります。


……働きたくないなあ。


自宅に履歴書だそうかな……。すぐに首になると思うけど。

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いずれ王となる君に~部下である剣士の私はその才能をゲームでも発揮します~
新作です。VRMMOものです。
読んでもらえると嬉しいです。
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