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Another Arcadia Online  作者: 鳩胸 ぽっぽ
第一層エリア 【始まりの町】
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2018年6月24日 改稿しました。

 全世界を震撼させた話題のフルダイブ型VRMMOが、遂に発売された。

 学校でもその話題で持ちきりであり、というか、数人は学校を休んでいる。たぶんゲームをやっているのだろう。私はそういうの興味ないしやらなくていいかなーなんて思ってるけど……。


「やろうよ! 美咲もさ!」

「ええ……」


 幼馴染である葉隠はがくれ 珠洲すずが私に熱心に進めてくる。

 ……ここでやらないとはいえない。珠洲はもう、私の分のギアも手に入れたらしい。ギアはものすごく高価なものだから買ってもらった手前やらない、とは言えない。

 しょうがないから、やることにした。


「でもいいの? これって高いんでしょ? 払うよ」

「きーにしない! 一つは懸賞であたったものだから! もう一つ買えなかったための予防で懸賞にも応募したんだけど買えちゃった挙句に当たっちゃって。家族だーれもやんないから無駄になるとこだったんだよー。だから、お金はいらないよ!」


 とのことだった。


「さ、気を取り直してやろうか! まずはキャラメイクから始めるの! その前に少しだけ私のほうから説明するね」


 現在珠洲の家。

 部屋に案内されて、ギアをかぶらされる前までの工程はすべて終えた。


「このゲームには運営公認のチート種族が六個存在します。ただ、それはランダムを選ばないと手に入らないんだよね。美咲が良かったらなんだけど一緒に運任せでランダム選ばない?運が悪かったら魔物になるかもしれないけど…。で、でもそれは宝くじが当たる確率より低いって言うから、ね??」


 曰く、このゲーム上に存在する種族には何でもなれるとのことだった。

 そして、運営公認チート種族というものもあるらしく、それは目にシテからのお楽しみとなった。気になるところだね。

 種族についての説明も終わって、いざダイブすることになった。


 だーいぶっ!




 白い空間に私はいた。


 『Another Arcadia Onlineへようこそ。私は案内をさせていただきますAIです』


 Another Arcadia Online。通称A2O。

 設定としては別の世界の理想郷に私たちプレイヤーが案内された、ということらしい。アルカディアは理想郷だからね。うん。


 『まずは名前を設定してください』


 うーん。名前か。

 私の名前は広瀬ひろせ 美咲みさきだからミキかな。

 ミサキというのもありだけどこういうゲームで本名プレイとかはあまりしたくないんだよね。だからミサキからサを抜いてミキ。


 『つづいて種族を選んでください』


 種族の選択肢はものすごくあった。

 ずっと下にスクロールしていくと珠洲が言っていたようにランダムというのがあった。ランダム、これを選べと言っていたよな?


 『ランダムを選んだ場合魔物種族になることもありますがよろしいですか?』

「まーいいよ」


 楽しければいいんだしね。


 『続いて外見についてです。性別の変更はできません。身長は+-10cmまで可能となっております。胸囲も+-5cmまで可能です』


 おっぱいはいらない。貧乳ってステータスだからね。


 『また美形補正も可能でございます』


 美形補正? うーん。特に見た目にはこだわりはないし補正はいいや。


 『髪の色、瞳の色を選んでください』


 髪? 瞳?

 うーん。じゃあ、私は銀の髪に青い瞳かな。可愛いと思うし。

 美形補正はいらないっていったばかりだけど可愛いって何だ私。


 『すべての設定が完了しました。A2Oの世界でステータスと念じるとステータスを開けます。そこでご自分の種族を確認なさるようお願いします。


 では、いい旅を!』











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いずれ王となる君に~部下である剣士の私はその才能をゲームでも発揮します~
新作です。VRMMOものです。
読んでもらえると嬉しいです。
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