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僕の黒歴史  作者: リット4%
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僕の部活動

結局どうなるのか。ぐだぐだ入る入らない言ってたのが決着つきます。

最初に言っときます。今回かなり無理矢理だし短いっす。


「よ〜し....じゃあ今日はここら辺で終にすっかぁ...」

黒髪さんさんが笑顔で停まっている僕を軽くスルーして部活の終了を告げる。

「うん、そだね。あ、今日カラオケ行かない?新入部員の歓迎と正式な部活に決定した事のお祝いとしてさ」

三上も黒髪さんに賛同して、歓迎会をやろうという旨をさも名案が思いついたかのようにすこし得意げな表情でいう。正面で固まる僕をスルーして。

「お、良い事言うじゃないか結衣。私の必殺怪音波が炸裂するね」

ライムグリーンさんが三上の案に賛同して良くわからない事を少々ドヤ顔で口にする。僕を無視して。

「アンタは歌っちゃダメに決まってんでしょ、カラオケ側から機材壊れちゃって怒られたら溜まんないもん」

黒髪さんが突っ込むようにしてライムグリーンさんに言葉をかける。僕を置いて。ていうか機材が壊れる様な歌声ってなんだ。ライムグリーンさんは何処かのガキ大将なんですか。

「って何で全員僕の事総スルーなんですかっ!!」

少し頭痛が痛いみたいな表現だが気にしないでくれ。僕は今凄い混乱している。なんでこの人たちは当事者である僕をスルーして話を続けられるんだ。あれ、女子ってこんなに雑な生き物だっけ。

「いや....だってお前、もうこの部活入るしかないんだよ?まぁ私は最初は部活のつもりじゃなかったんだけどさ。ゆいっちの話によれば部活なら部費がでてそのお金で活動できるって言うしさ、自分の好きなこと学校にお金だしてもらってできるなんて素晴らしいと思わんの?どうよ?」

その事はもう知っている。僕らの学校は絶対に部活に所属しなければ行けなくて、途中での部活の変更が不可能ってことになっているんだ。正直おかしいと思うけどさ。でもそんなことを思い出してる頭とは別に、言葉が口から勝手に出てくる。

「僕別に呪とか好きじゃないですからっ!!」

本音が、しっかりとした形を伴って。僕のその台詞を聞くと黒髪さんとライムグリーンさんが目を大きく見開く。そして、ライムグリーンさんが不思議そうな顔ですっごく当たり前の事を僕に質問してきた。

「ん、それじゃあ何で少年は今日ここに来たんだい?好きでもない部活に自分から、それにもう入部届けも提出してしまってさ」

思わず言葉に詰まる。そういえばそうだ。いや、まぁ入部届けをだしたのは僕じゃないんだけどさ。別に三上とはクラスが違うし昨日のお願いはスルーしちゃっても良かったはずだ。それに今日来たとしてもこの人たちが作業に没頭してる間に帰ってしまえば良かったはずだ。じゃあなんで僕はここにいるんだ...?自分でも少し不思議になってきた。なんで僕はこんなとこに居るんだ。まぁ散々自問しなくても頭の中の奥のとこでは最初っから分かっていたと思う。昨日僕が帰るときに思った事や三上に声をかけられたときに妙にぎこちなくなって仕舞っていた事。まだ三上の事諦めきれてないんだな、僕。ここに来て仲良くなりたいとか思っちゃってるし。あぁ、でもありかな、この部活に入って青い春を送って。んでもって高校卒業と同時にもう一回チャレンジ。うん、ありだね。ありあり。なんかちょっと無理矢理な気もするけど、気にしなくて良いよね。

「あ、えと、やっぱりよろしくお願いします」

女子三人組の顔がきょとんとなる。でもびっくりするのは仕方がない。さっきまでずっと入りたくない入りたくないと言っていた僕が突然よろしくお願いしますと入部の意思を表明したのだから。

「うん、そうか。それなら改めてよろしく頼むよ、少年」

思いの外彼女達の適応能力は高かったけど。にしてもライムグリーンさんはなんで俺の事を少年と呼ぶのか。

「......そうだな。二回目だけど、よろしくな八代。さっきの発言はなかった事にしてやるよ」

ケラケラと笑いながら話しかけてくる黒髪さん。....なんか大和撫子みたいな外見とは違って妙に軽いなぁ。

「尊が入らないなんて言うからちょっとびっくりしちゃったよ...でもま、結局は入ってくれるってとこが尊の良いとこだよね。あらためてよろしくね、尊っ」

いや....僕が知らないうちに入部届けだして退路を断っておいて良いところってのはないでしょう三上さん。でもまぁ、笑顔が見れたから良いかな。相も変わらず太陽のように眩しいし。

「いよしっ、それじゃあカラオケ行きましょー!!」

「「おー」」

そして自由。本当にフリーダムと言うかなんと言うか...うん。

僕はすこし苦笑いしながら即荷物をまとめて教室を出ようとする三人の後を追った。

次回から本格的に部活動始動って事で。

今回みたいな無理のある展開ではないと思うのでよろしくっす

感想とか頂けたら嬉しいですね 一話目のときもらった感想が死ぬほど嬉しかった。

あ、あとアクセス100回ありがとうございます

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