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キャットぶる 長編  作者: ぷれみあむ猫パンチ
プロローグ スーパーヒーローモコネコの冒険
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第一話 誕生、スーパーヒーローモコネコ

一人の少女が、一匹の猫を見付けました。


「あっ、可愛い!」


少女は猫に気を取られ、道路を全く確認せずに、道路に飛び出しました。

少女が近くに駆け寄ると、猫はびっくりして、少女の顔に猫パンチを喰らわせました。

少女は道路の外に弾き出され、車に轢かれずにすみました。

しかし、猫の方は車に轢かれ、遠くまで弾き飛ばされてしまったのです。

そう、そのネコは、少女が轢かれそうになる所を、猫パンチで弾き飛ばし、自らが犠牲になってしまったのです。猫は死ぬ寸前にこう思いました。


(くっ、まさかここまでとは……。しかし、オイラは満足だ……。

人間の少女を助けて死ねるのだから……。ああ、もっと、美女を助けたかったな……)

 

猫がそう思っていると、丁度その時に天才科学者メアリー先生が、猫語の分かる機械を持ち、この道を通りかかりました。メアリー先生はその猫を助けたいと思います。


「お前の想いは、このキャットチェッカーで分かった。なんとすばらしい猫魂なのだろう。僕は感動した! お前の体は死ぬが、お前の熱い猫魂は死なない! 

何故なら僕が、お前を生かし、別の動物と融合させてやるからだ!」


 メアリー先生は、素晴らしい手術により、猫が生命を保てるように応急処置をし、猫を生かすようにしました。

そして、メアリー牧場に行き、手頃な羊を探し出し、交渉し始めます。

羊はこう言いました。


「オラ、食われたくねぇ! メアリー先生、助けてくれ!」


 メアリー先生は、優しく羊にこう言います。


「大丈夫、お前は人間を助けるために生まれ変わるのだ。スーパーヒーローになれば、食われるようなことはない!」


それを聞き、羊は答えました。


「オラ、スーパーヒーローになるだ!」


こうして、メアリー先生の新しく手に入れた融合マシーンにより、この名古屋を守るスーパーヒーローモコネコは誕生したのです。


 長いリハビリ生活と基礎教育を終えて、ついにモコネコは独り立ちしました。メアリー先生は、モコネコにプレゼントを与えます。


「まず、人間を一人守った褒美だ。この空を飛ぶマントを授けよう! 

このマントで空を飛び、困っている人間を見付けて、助けて来い。

そして、金を取れるだけぼったくり、この研究所と、メアリー牧場を潤すのだ!」


「はい! 非道、残虐な行為を許すことなく、人間と生物の命を守りつつ、屑人間共からお金をがっぽりと、ぼったくって来ます!」


「イイ返事だ! 期待しているぞ!」


こうしてモコネコは、空を飛び、困っている人間や動物などを助ける大冒険に出かけて行ったのです。頑張れ、みんなのスーパーヒーローモコネコ!


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