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2015年/短編まとめ

たった一言が欲しかった

作者: 文崎 美生

なるべくなるべく、無駄を省いて生きている

一番欲しいものこそ手に入らない

そんなことはもう、ずっと前から知っていた

願ったものを諦めて

程々にと妥協する

そんな生き方に不満がある訳じゃない

ただ、少し、虚しいだけ


この手の平から零れ落ちるのは

きっと、大切だったもの

それすらも分からなくなって

この手の上には何も残らなくなるんだ

虚無感だが常に隣にいた


寂しいね

苦しいね

悲しいね

辛いね

痛いね


ただ、君の『頑張ったね』だけが

僕の嗚咽と溶け合って虚無感を埋めた

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