表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/11

第四章 翔べ!ギョジンガー

 先のイエロージャケットを名乗る正体不明の敵による攻撃からから三週間、摩州剛太は訓練に明け暮れていた。

あの後なし崩し的にギョジンガーZの正式パイロットとなった剛太は研究所のスタッフ諸共海上自衛隊に組み込まれ、

防衛省直轄の秘密組織「H対応部隊」とされた。当初は海自の駐屯地内に間借りする予定であったのだが、

ギョジンガーZの整備補修に使用できる機材が祖父の研究所にしかなく、移設も難しかったため、祖父宅周辺の土地を国が借り上げ、

兵舎代わりのプレハブをおっ立てて、「海上自衛隊横須賀基地鎌倉支部」などという訳のわからない看板が付けられた。

剛太は三等海曹相当官などという階級で呼ばれ、

ギョジンガーZの操縦は無論、体力トレーニングや軍事知識の習得等に忙殺されていた。

 本日も午前中は陸自のヘリを相手にした模擬戦、午後は座学で戦闘行動に関する国内法と国際法の講義、夕方は体力トレーニングに格闘訓練と、

分刻みのスケジュールで訓練が行われ、ボロ雑巾のようになった身体を引きずって廊下を歩いていた。

作戦室の前を通りかかると中からは男達が激しく言い争う声が聞こえてきた。

 H対応部隊の内実は祖父の研究所(正式名称が摩州海洋考古学研究所と言うのは剛太も初めて知った)の人間が18人。、

陸海空の自衛隊と在日米軍から派遣された士官、下士官、その他のスタッフが合わせて45人。

民間からのアドヴァイザーとして考古学、宗教学、人類学の権威や、自称霊能者やオカルティスト、エクソシストの神父等、得体の知れないのが10人。

これにパイロットである剛太を加えた74人がメンバーであった。

高木二等海佐を司令官とし、板垣二等空佐と吉岡三等陸佐を副司令として軍隊としての体裁を整えようとしていたが、

トップ3人の縄張り争いと、技術部長となった祖父、摩州光藏の反目に始まり、何を考えてるのかいまいち判らない米海軍のカール・ギルマン大尉、

それぞれ好き勝手なことをさえずりまくる民間協力者達と、上層部のまとまりは最悪だった。

 漏れてくる声を聞くに、今日の議題は「こちらから積極的に攻勢に出るべきか、今はパイロットとスタッフの練度向上に努めるべきか」といった所らしい。

剛太は深く溜息をついた。攻勢に出るも何も奴らの足取りは掴めず、その拠点がどこにあるのかも判らないのだ。

結局今は訓練を重ねながら、奴らの出方を伺うしかないのだ。

大人達の不毛な議論に肩が重くなるのを感じながら、剛太は自室へ向かった。


 自室とは言え四人部屋。武山駐屯地から運び込まれた2段ベッドが狭苦しい部屋に二つ鎮座している。

壁際にロッカーが4つと共用の机が一つ。それだけで部屋は一杯であった。

別段剛太の待遇が特別悪いわけでは無い。急遽建てられたプレハブ宿舎に74人からの人員が寝泊まりしているのだ。

幹部自衛官だろうが、どこぞの名誉教授だろうが皆この待遇である。

この鎌倉支部の警備のために半週交代で一個小隊が武山駐屯地から派遣されているが、彼らの寝床などは外に張った天幕である。

とにかく現状この横須賀基地鎌倉支部は混沌の坩堝と化していた。そんな中でも剛太の待遇は比較的マシな方なのだ。

なにせギョジンガーZのパイロットである。この部隊で唯一の戦闘要員と言えた。

 汗まみれの迷彩服を脱ごうともせずにベッドに転がり込むと、

「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~~~~」

深い深い、魂を絞り出すかのような溜息が出た。

疲れた。とにかく疲れた。ひたすら疲れた。

なんせ三週間前までは気ままな高校生だった身分である。いきなりロボットの操縦者にされたあげく、

自衛官の身分を付けられて大人達の中にたたき込まれたのだ。そして訓練、訓練、また訓練。

剛太の意思が介在できる余地など、どこにもなかった。現状ギョジンガーZを扱えるのは剛太のみであり、

恐らくは敵は再び襲いかかってくるであろうからだ。

勿論当初は自衛官や研究員の志願者がパイロットになる事も試されたのだが、剛太以外の人間にギョジンガーは全く反応しなかった。

機動すらさせられないので、整備やちょっとした移動の為にもしょっちゅう他の訓練を中止して剛太が呼ばれる事態になった。

「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~~~~」

さらに溜息が出る。ごろんと仰向けになり、右手をかざす。その人差し指には、

頭足類をモチーフにした指輪がやや白みを帯びた金色に輝いていた。

結局どうやってもこの指輪は抜けず、ずっとこのままになっていたのだった。


 今から二週間前、イギリスから急遽呼び出されて来日した民間アドヴァイザーで、

自称形而上学者のアルジャーノン・サイレンス博士は、この指輪を見るや大興奮で騒ぎ出した。

「これぞダゴンの指輪だ!間違いない、この意匠はインスマスで見たあの宝冠と同系統のものだ!ポナペではもう一歩で手に入れかけたが、

海の底に沈んでしまった。これはきっとあの指輪と対になるべきものだ!なんてことだ!こんな所でお目にかかれるとは!これをどこで手に入れたのだ!

まさか、そうか、摩州だと?ひょっとして君はオーベッドの末裔なのかね?そうか、そうに違いない!」

そんな調子で15分ほど一人で騒ぎ立てた後、剛太の鼻っ面に指を突きつけてこう言ったのだ。

「ダゴンの使徒よ、オアンネスの裔よ、リヴァイアサンの導き手よ、君こそが黙示録の獣だ。君こそが世界を滅ぼし、そして救い得る英雄だ。

解りやすく言おう、その指輪は君が神に選ばれた証だ。これより大いなる災いが人類に降りかかるだろう。いや、それは既に始まっている。

君は戦わなければならない。君は人類の未来を勝ち取らねばならない。君の敗北は人類の終焉を意味する。

ゼベタイの子ヨハネの予言を成就させるわけにはいかん。君は666の数字を背負った救世主となるのだ。」

剛太にはさっぱり意味が判らなかったが、その後大人達が話し合い、剛太を正式にギョジンガーZの専属パイロットとしたのだった。

その後何度か訓練の合間を縫ってサイレンス博士のもとを訪れてこの指輪の正体を尋ねたりしたのだが、多忙を理由にあしらわれていた。

しかし、意味ありげな事をまくし立てておきながらそれ以降放置されっぱなしの剛太は、いいかげん納得できる説明が欲しかった。

「ダメ元で行ってみるか。」そうつぶやくと剛太は立ち上がり、自室を後にした。


 プレハブ宿舎を出ると、地下研究所へ向かう。研究所の入り口付近の瓦礫はどかされていたが、

周囲には未だ祖父の家の残骸が山をなしている。地下入り口にかけられた防水シートをめくって階段を降りていく。

地下四階の書庫で、目的の人物は長机の上に古めかしい本を何冊も積み重ね、ノートに何やら書き付けていた。

アルジャーノン・サイレンス博士は4人部屋を嫌って、ほとんどこの場所で寝起きしていた。

「サイレンス博士、今ちょっといいですか?」

剛太が呼びかけると博士は顔を上げた。剛太は驚いた。この人物に話しかけてすぐに反応があったのは初めてである。

サイレンス博士は剛太を一瞥すると、眼鏡を外してこめかみをもんだ。連日の調べ物に疲れがたまっているのだろう。

痩せぎすの枯れ木のような容姿が、ますます老けて見えた。57歳と聞いていたが、70代と言われても納得しただろう。

「何の用だ、黙示録の獣よ。」しわがれた声で博士が尋ねる。

「その妙な呼び方はやめてくれよ博士。その呼び方もそうだけど、とりあえずこの指輪だ。これは一体何なんだ?」

それが現状剛太が最も疑問に感じていることだった。どうやらこの指輪の所有者しかギョジンガーZは操縦できないらしい。

しかし、この指輪は古本屋のオヤジがタダでくれただけで、剛太だって訳がわからない。

その辺の経緯は素直に話して(エロ本を買いに行った云々は適当にボカした)、例の古本屋「幻夢境」も調査されたのだが、

先の戦闘で古本屋とその周辺は全焼。店主も行方不明。

店主に関して聞き込もうにも未だ空襲の混乱から立ち直っていない鎌倉では関係者を見つけることも出来ず、調査は遅々として進んでいなかった。

「私にもわからない。」

サイレンス博士は力なく首を振った。

「今、それを調べている。ここには貴重な資料が豊富に揃っている。

古今東西の歴史、考古学、民俗学、人類学、古生物学、宗教、錬金術、占星術、魔術に関わる書物が揃っているし、

『ポナペ経典』や『サセックス草稿』、『ダゴンへの祈り』あげくには『ルルイエ異本』すら収蔵されている。

この二週間あらゆる資料に目を通したが、指輪に関して明確な記述は見つからなかった。」

「だったら二週間前、この指輪を見たときにまくし立てたことは何だったんです?」

剛太は多少むっとしながら尋ねた。あの騒ぎが剛太の正式パイロット就任のきっかけになったのである。責任を取ってもらいたかった。

博士はしばらく無言で剛太の目をじっと見つめていたが、やおら立ち上がると書架へと向かい、一冊の本を取り出した。

「ならばこれを読め。」

渡された本には金糸で装飾された仰々しい表紙に「新約聖書」と書かれていた。

「ああ、その前にこれも読んでおけ。」

そういって再び本棚から引き抜いて渡されたのは似たような装丁で「旧約聖書」と書かれていた。

剛太は困惑した顔で博士に言った。

「あの、俺、宗教とかはちょっと…」

すると博士の雰囲気が一変し、激昂して立ち上がる。

「バカモン!貴様は自分がどんな役目をもっておるのか知りたくはないのか!だいたいだな…」

その時、頭に血が上った博士の怒声を掻き消すように壁に設置されたスピーカーがけたたましいサイレンの音を上げる。

「なんだ?」

剛太の疑問に答えるようにスピーカーが告げる。

「敵襲!総員戦闘配置!ギョジンガーZ発進準備!」

剛太は押しつけられた聖書を放り投げると格納庫へ向かって走り出した。


 格納庫に走り込むと、そこはまさに戦場のような騒ぎだった。

白衣や軍服や作業服を着たスタッフが大声で怒鳴り合いながら走り回っている。

整備班長の細井が名前に似合わない肥満体を揺らして整備員たちに指示を出している。

剛太に気づくと細井は駆け寄ってきて、改修点やら設定を変更した箇所やらを早口にまくし立て始めた。

それを聞き流しながら剛太はパイロットスーツを着込む。

パイロットスーツと言っても正規の品が間に合わず、

取り敢えずの間に合わせで用意したバイク用の皮つなぎと攻撃ヘリのパイロット用のヘルメットなのだが。

タラップを登り、コクピットへ向かう。

最初の時は何やら口から飛び出てきた触手の束に絡み取られて中に入ったが、

正規の手順では胸部中央のハッチを開いて乗り降りするものだった。

人間の鳩尾にあたる部分の装甲版が上下に開き、操縦席が見えていた。

乗り降りの際に邪魔になる正面モニターは上方へスライドしてハッチからシートへの道を開けていた。

しかし、それでも剛太はこの配置が嫌いだった。ハッチからシートの間には依然としてコンソールや操縦桿があり、

乗り降りのたびに頭をぶつけたり服が引っかかったり、靴の泥がコンソールを汚したりと散々だった。

 這うようにしてシートに辿り着くと、素早くギョジンガーZの起動シークエンスを開始する。

この三週間の特訓で手順はすっかり身体に染みついていた。

自動プログラムが起動シークエンスを開始したのを確認すると、通信機のスイッチを入れる。

「D1よりHQ。状況を知らされたし。」

D1はギョジンガーZの、HQは作戦本部のコールである。

「HQよりD1。今から6分前、訓練中の空自のF15が伊豆大島沖150キロにてアンノウン2機に遭遇。連絡を絶った。

先日の連中である可能性が高い。D1は発進準備で待機。詳細が判明次第発進もあり得る。」

「D1了解。」

たった三週間で軍人風な通信やり取りが染みついてしまった自分に、剛太は驚いた。そして自分の落ち着きにも。

敵が来て、戦闘になるかもしれない。下手をすれば死ぬかもしれないというのに、剛太は冷静だった。

何もかもが初めてで訳もわからず無我夢中だった前回とは違い、この三週間地獄のような特訓を受けたのだ。

平和ボケしたお気楽高校生は、わずか三週間で戦士として成長し始めていた。

「HQよりD1。目標をレーダーで捕捉。現在高度1500で北進中。当基地を目指していると思われる。

16分後に当基地上空に到着見込み。D1は対空装備及び空挺装備を装着して待期。」

「D1了解。」

別個に指示を受けたらしい整備班が機体の周囲を走り回る。

格納庫の端に置かれたコンテナが開かれ、対空装備一式と空挺キットが現れる。

それらは次々とクレーンで持ち上げられるとギョジンガーZの機体に取り付けられていった。

彼らもこの三週間訓練漬けだったのだ。装備換装など目をつぶっていてもできる。

装備が取り付けられるたびにモニターにメッセージウィンドウが表示され、FCS(火器管制システム)が認識したことを伝えてくる。

左右の肩に六連装対空ミサイルポッドを各一個。

右手には二連装20ミリガトリングガンを持ち、給弾ベルトは背面下部にマウントされた大型弾倉に繋がっている。

左手には76ミリ速射砲。小ぶりな砲身に反して巨大な弾倉が異様な武器だった。

空中機動力を持たないギョジンガーZにとっては、対空戦闘は地上から弾をバラ捲くしか方法がないため、このような重装備となっていた。

背面上部には巨大なパラシュートザックが装着され、脚部には減速用のバーニアが付けられる。

クレーンの動きなどは自動化されてるとはいえ、こうも短時間に装備を取り付けるとは、整備員たちの練度は大したものだった。


「目標、速度、高度を維持したまま直進。接敵まであと2分。」

「対空、空挺装備装着完了。」

「ギョジンガーZカタパルトへ移動。発進用意。」

通信機のモードをオープンにしたため、一気にあらゆる通信が飛び込んでくる。

剛太はこちらの方が好きだった。戦闘中に本部との堅苦しい通信だけでは状況が判りにくい。

「カタパルト接続完了。発進よろし。」

「接敵まであと50秒。」

「HQよりD1。D1は射出後、自由落下で敵を迎撃。着地には空挺パックを使用。以後は地対空戦闘を実施せよ。」

「D1了解。」

「接敵まであと30秒。」

「D1発進!」


 標準時の3割増しの重量を物ともせずにリニアカタパルトはギョジンガーZの巨体を大空へ放り投げる。

一瞬のブラックアウトと浮遊感。剛太は即座に自機の周囲に目を走らせる。

高度1300で正面に機影。すかさず左手の速射砲が連続して火を噴く。

並んでいた二機は左右に分かれて砲弾を回避するが、ギョジンガーZに攻撃するタイミングを逸して二機とギョジンガーはすれ違う。

振り向きざまにギョジンガーが右手のガトリングを乱射するが、毎分3000発の弾幕を二機は華麗に回避する。

「クソ!チョコマカと!」

すれ違った二機は前回とは違った機体だった。新型か?

前回の敵は全高10メートルのハチのような外観だったが、今回の二機は西洋風のドラゴンのような外観だった。

太い胴体からは長い頚が前方に伸び、二枚の翼が羽ばたいて飛行している。

太く短い脚があり、後ろには長い尾があった。

色はそれぞれ黒と黄色で、黒い方が全体的にやや大柄だった。

二機は大きく羽ばたくと一気に垂直上昇に転じた。

すかさず剛太は肩部のミサイルを二機同時に相手に一発づつ撃ち放つ。

やや遅れてもう一発づつ発射。

二機はそれぞれローリングで回避するが、遅れて打たれたミサイルが回避した先に向かって肉薄する。

黄色い方はなんとか身をよじって回避するが、黒い方は機体が大柄な分反応が遅れたのか、腰の辺りにミサイルが直撃する。

爆発音が空気を震わせ、周囲に破片と火炎をを撒き散らす。

「いよっしゃぁ!」

ガッツポーズを取りながらも剛太はコンソールを操作して空挺パックを作動させる。

巨大なパラシュートが開いて空中を自由落下していたギョジンガーZの巨体が減速する。

さらに脚部のバーニアが傲然と火を噴いて減速し、巨体がゆっくりと地上へと降り立った。

すかさず爆砕ボルトで空挺装備を排除して上空へと銃口を向けたが、その時には既に敵影は消えていた。


 下半身を失ったツァールのコックピットではアンドリューが呻いていた。

ミサイルの直撃を受けて機体の下半身が吹き飛ばされたものの、コックピットに致命的な損傷は及ばなかった。

しかし衝撃で割れたモニターの破片が右目に突き刺さり、押さえた指の間からはドス黒い血が流れ出している。

「アンドリュー、大丈夫ですか、アンドリュー!」

通信機からエイベルの声が聞こえてくる。

「エイベル、状況はどうなっている?」

アンドリューは苦痛にさいなまされながらも声を絞り出した。

「アンドリュー、無事でしたか?ツァールは腰部に被弾して下半身は爆散しました。

現在はロイガーでツァールを抱えて離脱中です。作戦を立て直す必要があります。取り敢えずアラオザルに逃げ込みましょう。」

「ああ、そうしてくれ…」

出血がアンドリューの意識を急激に奪っていく。

「アンドリュー!怪我をしているのですか、アンドリュー!返事をして下さい!アンドリュー!」

エイベルの声がツァールのコックピットに響いた。


 どことも知れぬ薄暗い会議室に、上等なスーツに身を固めた壮年の男達が向かい合っていた。

「ダゴンは忌まわしき双子を撃退したか。」

「なに、一時しのぎだ。とどめを刺し損ねたのだからな。」

「シュリュズベリイとその一党がこの程度で引き下がるとは思えんな。」

「左様、ハイドラの目覚めも繰り上げるしかあるまい。」

「事態は狂えるアラブ人が残した予言から乖離しつつある。楽観はできん。」

「この地球を守護し、人類が生き残るためには大いなるものに縋らねばならん。悔しいが、人類に出来ることは限られている。」

「全ては偉大なるCの為に!くとぅるふ、ふたぐん!」


つづく

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ