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子育て勇者と魔王の子供  作者: マオ
34/117

子育て勇者と魔王の子供・32.6

「おねえさん、いつまでいるつもりですか」

「いつまでって、何が?」

「そのまんまです。おにーさんはおうさまのところにおとーさんのことをほうこくしました。もう、おにーさんはゆうしゃじゃないです。で、おねえさんはいつまでおにーさんといるつもりですか」

「……そ、そうね……そうよね……ええ、と、ユーヤさんが、子育てに慣れるまで……?」

「それまでずっときせいちゅうですか、おねえさん」

「……寄生虫扱いするの、止めてもらえる? イリアちゃん」

「おにーさんとはなれたらやめます」

「…………あのね。会ったときから疑問なんだけれど、どうしてあなたとイリックくん、そんなにユーヤさんになついてるの? ユーヤさんは勇者よ? あなたたちのお父さんの魔王の……あなたたち魔物の敵よ?」

「おにーさんはてきじゃないです」

「だって、勇者よ。魔物の――」

「てきじゃないです。おにーさんは、ちがいます」

「? どういう意味?」

「おねえさんにはわからなくていいです。はやくはなれてください。おにーさんは、わたしとイリックのほごしゃです」

「イリアちゃん、どういう意味――」


「ご飯できたぞー! イリア、オーラ、どこまで行ったんだー?」


「はぁい! 今行くです、おにーさん」

「ちょっと……ああ、行っちゃった……でも、今の……どういう意味なの……?」

小数点刻み。別人視点ですからね。次からは普通に更新します、多分。(え)

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