未来を変える剣士
町は、かつての面影を失っていた。
崩れた建物、焼け焦げた地面、行き交う人影はなく、風の音だけが虚しく響く。
その中心に立つガイル・リドアードは、剣を握りしめながらも、一歩も前に進めずにいた。
敵の力は圧倒的だった。
どれほど剣を振るっても、どれほど技を繰り出しても、ガイルの攻撃は届かない。
この戦いの裏で糸を引いているのは隣国――そして、その首謀者は王ハミー・リスト。
かつて名を馳せた冒険者であるガイルでさえ、今の彼には歯が立たなかった。
そんな絶望的な状況の中、静かに前へ進み出たのがアリー・ロンドだった。
ガイルの弟子であり、誰よりも彼を尊敬してきた少女は、荒れ果てた未来を見据え、ひとつの決意を胸に宿す。
「この戦争は、私が終わらせます。」
師匠をこれ以上傷つけたくない。
この戦争を生んだ存在を、自分の手で止める。
そう誓ったアリーは、未来そのものを変えるため、禁じられた魔法を使用する。
そして次の瞬間――
彼女は、師であるガイルを巻き込まぬよう、過去へと送り出した。
すべての悲劇が始まる前の時間へ、隣国の王ハミーの運命を変えるために。
「師匠、どうしたのです?」
目を開けると、そこはかつてアリーといつも修行していた森だった。
アリーは不思議そうにガイルを見詰めていた。そのアリーは幼く、魔力もあまりなかった。まるで昔のアリーだった。
アリーが先程、放った呪文。あれは禁術の人を過去へ送る魔法だ。過去を変えると未来も変わる。そのため歴史にズレをつくらないために、禁止された魔法だったはず。
そしてあの魔法が成功したというのなら、今ここは――
「あ、なんでもない。修行を再開しよう」
そう、ここは10年前の世界になるということだ。
ここから、アリーのためにも未来を、いや今を変えなくてはならない。
アリーは、むかし孤児院で引き取った子だった。あの日は酔った勢いで、孤児院で弟子を探そうという話になってしまい、俺はアリーを選んだ。アリーは年齢に対して魔力量が多く、大人びていた。教えた魔法は1発で覚えてしまうことが多かった。
その日は、早めに家に帰った。
これからやることは、ハミーを変えること。
そのためにはすることはひとつ――
【キャラクター紹介1】
名前 ガイル・リドアード
性別 男
職業 剣士
性格
強気で、責任感が強い。仲間が傷つく状況でも、撤退や逃走より先に「自分が何とかしなければ」と考える。
そのため、限界を超えても戦おうとする無茶をしがち。
武器、立ち回り
大剣で正面突破。魔法は使えるが大剣に乗せるだけの魔法。(攻撃力UPなど)
弱点
家事ができない。掃除、料理、洗濯、なにもできないため、アリーがほとんどやっている。
秘密
実は、動物と会話をすることができる。




