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あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~  作者: 深楽朱夜
第011部 イレギュラー過ぎる召喚は神々も知らない内に/500年の孤独と独夜と独りと到達に至る導 回顧録

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第018話 家/旅立つ…そして…

【第018話 弟】

外神は風魔法で襲撃者達を拘束したままアジトに向かう、魔法は便利だ相も変わらず。

「………」

「何者だ!?そいつらは?貴様がやったのか!?」

森の開けた場所で馬数頭で待機していた黒づくめの集団、いきなり現れた外神に驚きながらも拘束された仲間に状況を確認、指を咥え口笛を吹けば拘束された男達が事切れる。

「…………」

毒を仕込んでいたのだろう徹底している、馬を捨て黒づくめの集団は転移でその場から離れた。

大した距離など移動出来ない、先に本拠地を叩くかと外神も死体収納に入れ、馬も入れて先回りの為転移した。


「えーイビヤちゃんはグリちゃんの子供じゃなくてお兄さん?」

「ああ、兄…イビヤが弟グローリーの力をコントロールしていた。今はその眼があるから問題なさそうだな」

「うぇぇん」

「兄、久しぶりだ」

「土地は龍皇国の孤児院の隣に用意して貰ったよー」

「グローリーさん達のお家と空間を千歳さんが繋げてくれますから」

カーテス達も合流しおやつの時間にして話しをしている所に、詠斗と綴が訪れた。

「あ、詠斗さん!綴さんもおやつ食べよ!今日はどら焼き!」

「お、もらうー」

「頂きます」

緑茶も晴海から受け取り敷物の上に座ってどら焼きを食べる、ニスムと子供達も嬉しそうに食べているが黒い毛玉のユークスはニスムの肩の上で泣いていた。

「その子どうしたの?」

『そいつ、俺らと同じ番外魔王だ。番外魔王のくせにガキ守れなかったってめそめそ泣いてんだよ』

「そうなんですね、魔王でも怖いものはありますよね。どうぞ」

イザラの頭の上でどら焼きを食べるチキがいい放つ、綴が優しくハンカチで涙を拭ってやりニスムが撫でてやるがまだ涙は止まらない。

「元気だちてー」

「おいしいよー」

「よしよしー」

子供たちも慰めるがニスムの懐に入ってしまう、ニスムは苦笑いを浮かべた。


「収納袋から家を出してみよう」

「どんな家だろうね」

「興味深いですね」

「家以外もあるようだしな」

「………家が幾つか入ってますね…すごい構造の収納空間ですね」

「楽しみですね」

「こちらも興味深いな、500年はドラゴンの俺達でも短くはない時間だ」

「そうですね、どんな500年を過ごしたのか」

龍皇国のイシュターが理事を勤める孤児院の隣の広大な土地に、崇幸、千歳、ラジカ、大河、蒐集家、率、ニジェルガ、ライガルが並ぶ、イシュターとジラは皇国の孤児院で子供たちと遊んでから来るとの事なので先に始めていく。

【マスターが最近使っている家以外入っているようですね、気に入ったなら全て譲るとの事です、孤児院に向いている建物は3つですね】

【だしまーす】

「これは」

「すごい…」

「皆さんがいた世界の建物のようですが」

「それはそうなんだけど…」

「中をみたら分かるな、行こう」

出した3つの建物、1つは全面ガラス張りの5階建のオフィスビルの様な長方形の建物、2つ目は木で出来たログハウスに蔦が絡み家の中心には天井が空き大木が突きだし様々な作物が実っていた。

3つ目はままごとに使われそうな簡略化された城の様な家…………孤児院として使うなら2つ目のログハウスだろうと中を見てみる事にした。


「ああ、これは嬉しいな」

「そうですね、子供たちは喜びそうですね」

中には沢山の棚と正面の木の周囲を囲む木のベンチ、気の優しいぬくもりと匂いに空間魔法が使われているのか大分外側よりも広い。

「この家にしようか、ニスム君達を呼ぼう」

【はい、分かりました】

【木を植えても良いですか?】

「ああ、構わない」

新しい孤児院を決めて、ゲーテがニジェルガに確認し1度出る。

【サホンの木と野菜の木と果物の木を出しまーす】

「サホン草ではないのか?」

「木があるのですか?」

「サホン草?」

「石鹸の代わりになる草です、水を含ませながら揉むと泡が出るんです」

「なるほど…彼が始まりか…」

「わあ!すごいですね、詠斗さんとトイさんに見せます!」

「これはすごいな」

【皆さんにも同じ物が入ってますからどうぞ】

ゲーテが穴を掘りナビが収納袋から3本大木を出して植え、ニジェルガとライガルが木なのかと尋ね、千歳の疑問にラジカが返しながら各々見上げた。

「葉が白いですね」

【色移りしないようにマスターが改良しました】

「この木こちらも欲しいな」

「ええ、この作物の木も領地にあればいいですね」

【マスターに聞いて見ます…………良いとの事です、皆さんに渡した収納袋に50本ずつ入っていますとの事です。必要ならば更に追加するので言って下さい】

「それはありがたいが……欲しい物があるのか聞いてくれ」

【……近々謁見に伺うと】

「承知した」

何か有るのだろう、自分が叶えられる範囲であればとニジェルガは仰々しく頷く。

「残り2つの建物もせっかくだ、使わせて貰うか」

【まだ幾つかありますから、是非見て下さい】

【商会とギルドの方々の為にマスターが色々作ったんですけと~】

【揉めに揉め、ワガママばかりで使われてない家結構あるんですよ】

【図書館もありますよ、出します】

「見たい」

大河が反応し崇幸達が笑う、ナビとゲーテは呆れながらも色々説明を混ぜて出しいった…。


【第018話 旅立つ…そして…】

「ん…こんな感じ……行こうかな…」

家と木、木は周囲の土ごと収納に入れていく、問題はなさそうだな。

すぐに家に戻れない時の為に、スープやお茶に甘くないパン代わりパンケーキを焼き(何枚か焦がした)細かい肉も炒めて収納に入れて歩きだす。

行くあても、目的も、目標もない旅、地面に落ちた枝を拾い倒れた方へ向かう、そんな行き当たりばったりな旅を始めて見ることにした…。


「外神、何を見ているんだ」

「昔の記録です」

「そうか」

裏ギルドの地下の事務室で次の任務迄の1休憩、暇潰しに昔の手帳を捲っていた。

懐かしむ訳でもない、何かを思い出したい訳でもない。

【緊急の依頼入りました!アウトブレイク級です】

「…………僕が行きます、この後の任務はメシュレラさんが指揮を」 

「……了解した」

手帳を閉じて立ち上がる、今日も今日とて忙しい。

落ち着いたらまた昔みたいに旅でもしよう……《アタラクシア》は広いのだ、知らない事はいくらでもある。

そう思いながら、依頼内容を確認し転移を行なった…。



それでは続きは『あなたは異世界に行ったら何をします?~外神諫埜サイドストーリーズ(仮)~』でお会いしましょう。


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