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あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~  作者: 深楽朱夜
第6部 移動は常にマイホームと共に 渡る世間は家さえあればなんとかなる

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14 異世界流夜の過ごし方9

「ふぃー疲れた。もうねるよー」

「僕もこんな良い敷布もらっていいんですか?」

ニアが詠斗に敷いて貰った布の上に座り、ルオとネオも大人しく座っていた。

「いいよー枕も使って使って」

「ありがとうございます、ご飯もとてもおいしかったです」

その光景を眺めていた千眼が手で顔を覆う、まさかスキル生成スキルを持っていて克つ自分は人だと思っていた魔王は人は寝るのも腹が空くのは当たり前だと睡眠、食欲のスキルを生成し獲得した結果大幅な弱体化、ルオとネオもその過程で弾き出されたニアつまり序列第1位の魔王の一部だと懐記の対話スキルでルオとネオから聞いた(何故かニアは話しが出来ない)頭を千眼は抱えた、しかも弱体化したせいで名前を呼んでも影響がないレベルまでつまりは不老不死の頑丈な人程度らしい、待ち続けた魔王が天然?なのだ他の魔王を探して助力を乞うか考え直すしかない。

「千眼…本人が望んだ事だから。その分俺達が手を貸す」

「ああ…」

「俺も寝るか、明日も忙しいからな。おやすみ、懐記くんは?」

「んー、この神鋼をいじってからにするわ。おやすみー」

千眼、懐記、きゅう、ふー以外は皆寝入り、懐記と千眼は神鋼を使い大河の本等を見ながらどういう建物にするか考えていく。

 

「30~40階建ての建物に屋上は庭園にするか、畑にするか」

「プールはどうだ?ここにも作った物が間も無く完成する…」

「いいねぇーカジノの上に作ろっと」

紙にメモしていくエスカレーターにエレベーターに階段も造る、円柱の形にし居住区は10階~にし各部屋にトイレ、シャワー、ベッドは備え付けにしてと居住区は決まり、カジノの内容を考える。

「客は会員制の招待制にするから、ディーラーも素人だから腕が必要無いルーレット、ダーツ、トランプとメダルゲームでも作るか」

「メダルとはこういうのか…?」

千眼が持っていたのはゲームセンターを舞台にしたコミック(大河私物)に描かれた巨大な筐体にメダルを流し、中のメダルを落とす物だった。

流れるメダルが口に入れば上の画面が動き数字が揃えば更にメダルが流れ、ジャックポットになればメダルが大量に排出される。

「それいいけど、流石に作れなそうじゃん」

「面白そうだ…作ってみる…」

「へぇ、頼むわ。それ出来たら目玉だよな、後はドリンク中心に軽食を出して…結構時間たったか、俺も寝るわおやすみ千ちゃん」

「ああ…おやすみ」


東川 懐記は普段夢を見ないタイプだった、日本にいた時は明け方に寝て朝が終わる頃に起きて活動する。

眠りが短いのは独りになってから割りすぐ、それまでは寝るのが趣味とも言える位には良く寝ていた。

『なっちゃんは良く寝るわね』

『おばあちゃんも昼寝したら?気持ち良いよ』

『ふふ…そうねぇ。しちゃおうかしら』

そよそよと心地よい風が吹く午後、縁側で祖母とまだ高校生だった頃の懐記が気持ち良さそうにすごしているのを後ろから現在の懐記が眺めていた。

『なっちゃんが…18歳になるまでおばあちゃん頑張るから』

次の場面が切り替わる、白い小さい部屋病室の窓から吹く風、受けた余命宣告はもうとうに過ぎた小さな背中。

祖母も孤児だったらしく保護者がいない子供の不自由さをよく分かっている人、だからこそ保護者が自分しかいない懐記には自分と同じような不自由さを味合わせたくなかった祖母は、入院し延命しそして懐記の18歳の誕生日の翌日に静かにこの世を去った。

きっと孫の誕生日が自分の命日にだけはと最期まで祖母らしい生き方だったと懐記は思う、だからこの家は手放せない…。


「ん…」

夢を見た認識を抱えむくりと起き上がり布団をさっさと収納にしまい、テントに置いた家の中で身支度を整えて図書スペースに座る。

「まだそれほど時間は経ってない…もういいのか?」

「いつもこんな感じ」

スマホの時刻は寝てから4時間程、詠斗達やきゅう達も寝ている。

「茶を飲むか…緑茶ほうじ茶紅茶…」

「ほうじ茶、濃いめで。羊羮食べる?」

「ようかん…?」

収納から羊羮を出してナイフで切り分け黒塗りの木製の銘々皿に乗せ和菓子切りも添えて、ついでに仏壇に供えていた和菓子のアソートパックも和柄の器に置いて出した。

懐記の見よう見真似で和菓子切りで羊羮を切って口に入れる、黒い見た目とは裏腹に口の中で滑らかに溶けて消える優しい甘さに千眼の目が輝く。

「おいしい!」

「そう?ならこれやるよ、また増えるし。神様ズからも今ライン来た食べたいってヒマか?いいけど」

すぐに増えた銘々皿と和菓子切りに羊羮を13名分乗せ、和菓子のアソートパックも供えると瞬く間に消えた。

「主…おいしい!まだ食べてもいいか?」

「好きなだけ食べたら、後主は止めてよ」

「名は呼べない…」

「なら、なっちゃんかなっきーて呼べば?大河っちはアダ名なら呼べるって」

「…なっちゃん?」

「はーい」

互いに顔を見合せクスクスと懐記と千眼の笑い声が小さく通る、少ししてから朝食の準備に取り掛かった。

その後千眼が小豆にどはまりしお菓子を作りまくり、フードコートに小豆菓子専門店が出来るのは少し先の話し…。

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