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あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~  作者: 深楽朱夜
第4部 生きる世界に微笑んで 立ち止まったら空を見上げて編

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23 聖剣

「なるほどねぇーこいつ等を切り倒すと…」

こちらは肉体労働チーム、詠斗、チグリス、ジラ、カイネ、そして千眼を呼び気配遮断の魔法を使い自分たちの存在を薄く目立たなくし、店の裏手のツンドーラが茂る林の様な森を見つめる。

「風か…土か…」

「それでもいいが、ここは…なんか斬る物持ってない?」

「俺のスキルでナタかクワか、あ、鎌もあるけど、切る物…んーそうだ!」

詠斗がとある物を思い出し収納から取り出す、白銀に輝く剣、アルケールがくれた天空ダンジョンのドロップ品の聖剣をジラに渡した。

「これ…」

「聖剣!良かった、俺達じゃ使えないし困ってたんだー折角貰ったんだけどよかったー」

「…良かったな」

「聖剣すごい!初めて見た!写真撮ろう!わぁジラさんよく似合いますよー」

「似合っている…」

詠斗から受け取った聖剣を持つジラを、皆で写真を撮る、ジラは…斬れれば良いかと鞘を抜いた。

「ふぅん、これが聖剣ねぇ」

見た目よりも遥かに軽く感じる刀身に写る自分の姿、刃に風魔法を込めて一刀を放つと…硬く魔法さえも通しにくいとされているツンドーラがスパスパ切れて大分奥で風魔法の効果が切れた。

「おい、聖剣。軌道くらい気を効かせて変えろよ」

聖剣が何故だかびくっと動いたような気がする、もう一度ジラが構え風魔法を乗せて一刀を放った。

「ま、こんなもんか」

軌道を変え上手い具合に切れて消えていく、詠斗のスキルアイテム回収(木も有効なんだ)し何本か手元に引き寄せた。

「詠斗ーほら返す…ん?」

鞘に戻した聖剣を詠斗に返そうとすると、淡い光と粒子になりジラの手首の白い細身の腕輪が嵌った。

「聖剣が主と認めたようだな…傭兵王」

「すごーい、後でアルケールさんに言っておくねー」

「…良かったな」

「ジラさん、おめでとうございます!聖剣の主なんておとぎ話みたいですね!」

「えー別に…まあいっか」

「みんなーお店用に葉っぱ取るの手伝ってー」

『はーい』

とまあ、聖剣が元傭兵王ジラを所有者に選びましたとさ。


「酒じゃー酒…よう来た!」

「酒もっちょるか…よぉ来た」

「びーるじゃ!…ゆっくりしていけー」

時間は遡る、もうドワーフ達は欲望を隠さず大河達ではなく酒を歓迎するスタイルだ。

「酒ばかりだな、冷蔵庫も持って来たぞどこに置く?」

「こんにちは」

「初めまして綴と言います、よろしくお願いします」

「ど、どうもバルタルといいます」

「よう来た、わしゃドリィーガンちゅうもんじゃ。ここのドワーフ達をまとめちょる。こっちこっちじゃ」

大河の手を引きどうやらドワーフ達の寝床の家に案内される、中は…。

「わ、『白雪姫と七人の小びとたち』の小びと達の家ってこんな感じですかね!」

大きな木の下の家のドアを開けると目の前には、3段ベッドや2段ベッドが置かれそれ以外はない正に寝る為の家だった。

「ここにおいちょって」

がやがやと次から次へとドワーフが現れる、みんな大河が冷蔵庫を置くのを今か今かと待ち望んでいた。

「増えてないか?」

ベッドの通路を抜けた壁に冷蔵庫を置き、カルに作って貰ったは家具屋に置くことにした。

「タイガ殿ぉー」

「わかったわかった」

冷蔵庫にはわんさかビールを入れているが、更にビールの追加が入る、気持ち良く仕事をして貰うためにはこれぐらいは安いものだ。

「この周辺のドワーフ達にびーるの美味さを教えたらきちょった」

ドリィーガンも困っているようで頭をポリポリ掻いている、ビールは販売するつもりもないので飲みたければ『アウトランダーズ商会』の仕事を頑張るしかない、なんなら専属契約を結んでも良い位だがそれはまた次の話しにする。

「仕事の依頼だ、せっかくだから食いながら話をしないか?チーズも率くんいいか?ギョロリやギュロル貝もある」

「はい!もちろんです!また買いに行きます」

「おおー、みんなー飯にしゅるぞー」

『おー』


「うまい!こんなうまい酒始めてじゃー」

「チーズと酒かこんなに合うとはの!」

「肉酒肉ビールビール酒!」

鉄板の上で肉を焼きチーズを乗せ、パンを焼きチーズを乗せ、肉を焼きまくり魚も焼きまくり、宴会は大量の食べ物を消費していった。

「まず、屋敷の1階の各部屋の改装から頼む。ガラスはこちらで嵌めるから」

「ふむ、なるほじゃ。面白い、わかった!だが、やったこともないもんじゃ、20日は貰うぞ」

「ああ、構わない。それが終われば2階の改装と地下貯蔵庫をメイン厨房から入れるように出来るなら広くしてくれると助かる。金は幾ら掛かっても構わない」

「そかそか、わかった」

「先に手付けを支払うが?」

「それはもちゃろん」

『ビール!』

「だろうな…」

「明日から入るぞ!」

『おー!』

ドワーフ達の雄叫びで地面が揺れている様な気がする、改装の図案を託しまだまだ忙しい日々は続くと大河は思う。

徐にスマホを見れば神々から、間もなく次の召喚の儀式お行うとメッセージが入っていた。

布団やショルダーバッグをまた購入するか、率や綴もスマホを確認してこちらに目線を送る、大河は軽く手を振った。


「ラインにメッセージが…次の召喚の儀式をそろそろ始めるって」

「そうか…」

「全員で8人くるんだよな?」

「そうだよ」

木を全て収納し、葉っぱも今必要な分は外の倉庫に保管して、残り物収納する。

ハル達を呼んで皆で切り株と根っこも取り除き、店の土地の倍以上の土地を開拓した。

「次くる日本人もこの世界で楽しく過ごして欲しいな」

「大丈夫だろ」

「そう…主達といると楽しい」

「ん…」

「是非、仲良くしたいです!」

「そうだね!」

わかりましたと返事を返し、開拓した土地の写真を大河に送る。

『助かる』と返信のと共にドワーフ達が盛大に飲んでる写真が送れてくる、それを見て詠斗はにこりと笑って空を見上げた、薄い雲の上の白い月と13の星達が目に写る。

「神様達宜しくお願いします」

詠斗が言うと白い月がキラリと輝いた様に見えた…。

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