パーティー加入
「俺達とダンジョンに?」
「ああ、どうしてもダンジョンに潜りてえんだ頼む!」
彼のダンジョンへの熱意は相当なもののように感じる。
「どうしてそこまで?」
ヒカリも彼の熱意の理由が気になったようだ。
「そりゃーもちろんロマンがあるからだよ。あんたたちだってそうだろ?俺もダンジョンが現れったって聞いたときは不安以上にワクワクしたんだ。あの中には俺が想像もできないような物がたくさんあるってな。まあ、それだけじゃないんだがそれが一番大きな理由だ」
ヒカリの問いに彼は目を輝かせるように答えた。
「天野さんがダンジョンに行きたいのはよくわかったんだけど。どうして俺達なんだ?」
「勘だ!」
俺の問に彼は自信たっぷりに俺に言い放った。
「俺は鍛冶師だ。俺の家系は代々鍛冶をしていてな、小さいときから親が作った武器なんかを見てきた。自慢じゃないが武器を見る目はある。」
彼はそこまで言うと、俺の目を見て指を指しながら「そして人を見る目もだ!」と彼はニヤッと笑いながらそういった。
「あんたたちは良いやつだ。理由を口で説明できないが、俺は自分の目を信じる」
ここまでの彼の様子になんとなく俺は天野匠斗という男を気に入った。
「ヒカリ、ここまで言うんだし試しに一度彼とダンジョンに行ってみないか?」
「そうだね、悪い人じゃなさそうだし」
俺達は一度を連れて行くことにした。
「良いのか、助かる!」
「はい、よろしくお願いします天野さん」
そう言いながら俺は彼と握手をした。
「ショウトでいいよ。それにこれから一緒に戦う仲間だし、タメ口で頼む」
「わかった、ショウトだな。改めてよろしく!」
「ショウトくん私もよろしくね!」
「オラッ!」
「すごいなショウト本当にダンジョン初めてか!」
翌日俺達はショウトとともにダンジョンに来ている。ショウトは大剣を装備してきたが、手慣れた様にモンスターを狩っていた。
「まあ、まだ二階そうだから俺でも何とかなるさ」
「それでもすごいよ!武術とか習ってたの?」
「まあ、多少はな。鍛冶師をするなら武器の使い方も知っておく必要があるからな」
道理で武器の扱いに長けているわけだ。俺も負けていられないな。
とある会議室
「国全体の攻略状況はどうなっている」
「はい、依然として攻略が完了したダンジョンはありませんが数カ所のダンジョンは間もなく最終回そうに到達する見込みです」
ダンジョンの出現により、人類はステータスやスキルといった力を手に入れた。その力には様々な能力があり、その中にはダンジョン階層を把握する事ができる能力を手に入れた者も出現した。
「我が国は現在他国と比べ、ダンジョン攻略攻略においてリードしている。我が国が最初のダンジョン攻略国になれば大幅なアドバンテージを得ることができるだろう」
「今お話したダンジョンの大半は自衛隊や警察ですが、冒険者の中にも力をつけてきている者もいるようです」
「ほお、個人でそれほどの力を・・・面白いな、有力な冒険者が見つかれば報告を上げてくれ」
「かしこまりました」
「ふう〜今日はこんなもんかな」
「ああ、それにしても今日だけで5回層まで来られるなんてな。シンたちのおかげだ、ありがとな!」
俺達は順調に5回層まで来ることができた。
「ああ!」
「そろそろ帰ろっか」
ヒカリがそう言い歩きだすのに続こうとすると
「待ってくれ!もしシン達がいいなら明日からも一緒にダンジョンに潜ってほしい」
「それって・・・」
俺がそう言いかけると
「ああ、俺もパーティーに入れてほしいんだ。まあ、俺は新人だし迷惑をかけてしまうが」
ショウトは少し申し訳無さそうな表情をしながらそう答えた。しかし、俺達の答えはもう決まっている。
「もちろんだ。明日からもよろしく頼む」
「一緒に頑張ろう!」
「ああ、ありがとな」
俺達の答えを聞きショウトは安心したような笑みでそう答えた。




