謎の宝石
「まさかこんなにも収穫があるとは・・・」
俺達は今ドロップ品を鑑定しているところなのだが、
名前 ミノタウロスの角
ミノタウロスの赤い角。通常のミノタウロスの角よりも耐久性や魔力伝導率に優れ、武器などの素材にも適している。
名前 ミノタウロスの毛皮
ミノタウロスの毛皮。通常のミノタウロスの毛皮よりも耐久性や魔力伝導率に優れ、防具などの素材にも適している。
名前 ミノタウロスの魔石
ミノタウロスの魔石。通常のミノタウロスの魔石よりも多量な魔力が含まれている。
名前 HPポーション上級×2
効果の高いHPポーション。骨折なども治すことだできる。
闇魔法のスキル書
闇属性の魔法。レベルが上がるほど強力な闇魔法を行使できる。
Lv1 ダークバレット、MPドレイン
統率のスキル書
スキル統率が封じられたスキル書。複数の仲間を先導しやすくなる。
「本当にたくさんの収穫がありましたね」
「キュー!」
角と魔石は回収し、闇魔法は俺、統率はヒカリで分けることにした。
そしてついに
『強奪の剣の成長により、新たなスキルが付与されます』
名前 強奪の剣
レア度 S
スキル
成長 強奪 所有者固定 不壊
不壊
何が起きても壊れない効果を与える
この剣もようやく初めての成長を遂げた。俺と一緒に成長していくこの剣はいずれどんな武器よりも優れた武器になってくれるはずだ。
「さて祭殿の奥に言ってみるか」
俺たちは祭壇の奥に進む。
「あれは宝石?」
ヒカリがそうつぶやいた通り、俺達の前に現れたのは目を奪われるほどに光り輝くダイヤの形をした宝石だった。
「なんだこれ?」
俺は思わず鑑定を試みる。
『鑑定に失敗しました』
「えっ?失敗!?」
こんなことは初めてだ。この宝石の名前も使用用途も全くの謎である。ダンジョンにはまだまだ未知のアイテムが眠っているようだ。
「不思議な石だね・・・こんな石見たことないよ」
「ああ・・・取り敢えずこれを持ってダンジョンから出ようか」
俺達は探索を終え、明日に備えた。
一晩開けて今日は例の冒険者たちとの決闘を行う日だ。俺達はギルド前で待ち合わせの約束をした。
「おはようシン、いよいよだね!今日はコテンパンにしてやろう!」
ヒカリが会ってそうそうそんな事を言ってきた。この前の一件をまだ根に持っているようだ。まあ、俺も全く気にしてないといえば嘘になる。いや、むしろボコボコに叩き潰したい。
「ああ、今日は思いっきりやろう!」
(キュー!)
念話でハクの声が聞こえてきた。ハクはアイテムボックスの異空間にいるのだが、念話は可能なため、俺達を応援してくれている。
「あっ!シン君お待ちしてましたよ」
ギルドに入るとハルさんが声をかけに来てくれた。どうやら俺達のことを気にして、待ってくれていたらしい。
「相手の方々はすでに到着していますので準備ができたら訓練場まで来てください」
ハルの言葉に従って俺達は着替えや諸々の準備を済ませ、訓練場へ向かう。
「やっと来たか、僕はこの日を待ってたんだ」
闘技場に着くと、例のパーティーリーダーが待ってましたとばかりに話しかけてきた。そんな彼の表情もこちら馬鹿にする様な態度で、イラッとする。
「わたしたちもあなた達に吠え面かかせるのをずっと待ち望んでたよ」
するとヒカリが笑顔でそう答える。だが俺にはわかる。てか、誰でもわかる。ヒカリの目は笑っていない。
「私達があなた達程度に負けるわけないじゃない」
「そうだよ、嘘はよくないよ!」
「ぶん殴ってやる!」
向こうのメンバーもそう挑発してくる。
「絶対勝つぞ!」
「大丈夫!シンとだったら負けるわけないじゃん」
やがて今回の審判が出てきてルールの説明を始める。ルールはある程度は人数的に不利な俺達側が決められた。面倒なので俺達は2対4の決闘で一発で決めることにした。
「それではこれより決闘を執り行う!両者準備はいいか。よーいはじめ!」
いよいよ待ち望んだ決闘が開幕した。




