ヒカリの魔法
次の日、今日はいよいよ11階層に挑む日だ。
「ここが11回層か!」
「なんかすごいね!」
辺りは一面が木や草で生い茂っていて、多種多様な植物が見られた。中でもひときわ目立つのが一面に生える大木だ。その光景は日本では見ることができないような雰囲気がある。
「これはどこに進めばいいか全くわからないな。」
「取り敢えず迷わないように地図は書いとかないとね。」
そんな話をしていると、横から魔物が飛び出してきた。その魔物は二足歩行ではあるが顔や体毛は狼のような姿をしている。
「ッ!?こいつはコボルトか!」
俺はすぐさま鑑定を発動する。
種族 コボルト
レベル 9
ランク D
HP 50
MP 12
攻撃 54
防御 41
知力 32
魔攻 21
魔防 19
俊敏 61
運 20
スキル
身体強化 Lv2 嗅覚強化Lv4
10階ボスのホブゴブリンほどではないが今まで戦ってきたモンスターの中ではかなりの強さだ。
「ヒカリ、ハク!初めての相手だし全員でやるぞ。」
「わかったよ。援護よろしく!」
「キュー!」
今回はヒカリが剣を持って前に出て、俺がすきを突く遊撃の役割を任された。
ヒカリがコボルトの爪での攻撃を剣で受ける。
「シン!」
「わかってる!」
俺は後ろに回り込み剣をふろうとするが、
「!?うわっ」
コボルトは俺に気づくと振り返り、攻撃してきた。かろうじて避けることができたが危なかった。
「なんで気付いたの!」
「おそらくコボルトのスキル嗅覚強化のせいだろう。厄介だな。」
奇襲戦法は難しいだろうな。
「こういう相手には物量で押し切るぞ!」
「そうね!」
俺達は正面から全員で攻めることにした。シンプルな戦法だが、今はそれが一番いいと思う。
「行けるぞ!」
コボルトもだんだんと押されていく。
「トドメだ!」
俺はコボルトの胸を剣で貫き、倒すことができた。
「よし、なんとか倒せたな!おっレベルも上がったみたいだ。」
ステータスを開くと、
名前 佐藤 信
種族 人間
年齢 18歳
レベル 15
HP 90
MP 76
攻撃 89
防御 84
知力 87
魔攻 88
魔防 85
俊敏 89
運 90
スキル
鑑定Lv6 剣術Lv6 身体強化Lv6 回避Lv5 格闘術Lv 3 気配察知Lv6 危険感知Lv5
魔力感知Lv6 魔力操作Lv5 罠察知Lv2 罠解除Lv2 夜目Lv5 魔眼Lv5 生活魔法Lv4 全状態異常耐性Lv3 時空間魔法Lv2
ユニークスキル
早熟 ナビゲーション アイテムボックス 契約
称号
幸運の加護
先駆者
スキルの数もかなり多くなったような気がする。ダンジョン攻略頑張ってきてよかったな。
「こう見るとだいぶ接近戦よりなスキル構成だよな。」
「私も遠距離攻撃のスキルほしいんだよね。魔法とか!」
たしかに俺達はふたりとも接近戦よりだからな。
「まあ、そんなに簡単には手に入らないしな。」
「わかってるけどそろそろだと思うんだよねー。」
そんなヒカリの言動を聞き流しながらダンジョン攻略を進めていった。
「あれ、宝箱じゃない!」
探索をしているとヒカリが急に声を上げた。
「宝箱だな・・・」
「私が開けてもいいよね!」
まあ、俺は開けたことあるし今回はヒカリに譲るか。
「良いぞ。」
「やったー。魔法っ魔法っ!」
ヒカリめちゃくちゃワクワクしてるな。そんなに期待してもそう簡単に魔法は、
「スキルの書だ!ほんとに魔法なんじゃない?」
「嘘だろ!ちょっと貸して。」
後ろでヒカリが返してと喚いているが気にしない。
鑑定してみると、
光魔法
光属性の魔法。レベルが上がるほど強力な魔法を行使できるようになる。
Lv1・・・ライト、ライトアロー
「まじかよっ!」
「やった、魔法だ!」




