モンスターハウス
宝箱を開くと中からはスキルの書が出てきた。
鑑定してみると、それは生活魔法のスキル書だった。
生活魔法
生活をする上で役立つスキル。Lv1は火を点けることや水を出すことができる。
早速取得する。
『スキル生活魔法を取得しました。』
「便利だな〜!」
「良かったですねマスター!」
使ってみたが、鑑定した通りかなり便利だ。これで魔物の肉も焼いて食べることができる様になった。
それから数日、俺は8階層にまでたどり着いていた。
「そういえばダンジョンに入ってからどれくらい立つんだ?」
「あと数日でだいたい一ヶ月くらいだと思いますよ!」
「もうそんなに立ってるのか!!」
正直そんなに立っているとは思わなかった。理由は単純でダンジョンが楽しいのだ。
はじめは恐怖や不安などがあったが、今では自分が強くなるたびにどんどん楽しくなっていく。
「とはいえ、もうすぐ攻略しないとやばいな〜。」
一人暮らしとはいえ一ヶ月も連絡を取ってないと心配をかけるだろう。
「このダンジョンはもう少しで攻略できると思いますよマスター!」
「本当か、イブ!」
「はい!このダンジョンの難易度は初心者向けのランクのため、階層も深くはないでしょう。」
イブの話を聞いていると思いだしたことがあった。
「そういえばダンジョンはここ以外に発生したのか?」
「はい!数日前に日本には数カ所のダンジョンが出現しました。しかし、日本政府は世界の声を聞いてからしっかりと準備を行っていたようなので、問題はなかったようです。」
「日本以外にもダンジョンは出現したのか?」
「現在は日本以外にダンジョンの出現はありませんが、もう少し時間が立てば国外にも出現していくでしょう。」
どうやら地球は確実に変化していっているらしい。
攻略に戻り探索をしていると、ある場所で俺は壁に違和感があるのを確認した。
「なんだ?」
気になったので壁を触ってみた。
「ガシャンッ」
壁に手を触れた瞬間、触れた部分が沈み込み壁が横にスライドし入口が現れた。
「壁が動いた!?」
中に入ってみるとそこには大量のゴブリンが武器を持ち、こちらを見ていた。
「これはおそらくモンスターハウスですね。」
「これ勝てるかな?」
「確かに数は多いですが今のマスターならば問題はありません。」
「そうか。よし、やろう!」
俺は剣を持ち、戦うことにした。
「オラッ」
「ギャギャッ」
俺は次々と剣で切り払っていく。
「きりがないな。」
「マスター!ここまでたくさん入手したモンスターの肉を燃やしましょう。」
「そうか!わかった!」
イブにの意図を理解した俺はモンスターの肉を次々と取り出す。
するとモンスターが肉に群がってくる。
「今です!」
「よし!」
俺は生活魔法で肉に火をつけた。
「ギャギャっ!!」
するとモンスターにまで火が移り、またたく間に燃えていった。
「終わったか。」
「お疲れさまです!マスター!」
「どうやってこんな方法思いついたんだ?」
「マスターが持っていたモンスターの肉は油が多く含まれていました。この肉に火をつければ強力な火力になると思いました!」
「流石イブだな!助かったよ。」
これだけ倒せばレベルも上がっているだろう。




