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〜プロローグ〜
プロローグ
「お兄ちゃん!!」
ドタドタドタ……
リビングから二階へ駆け上がる
妹の足音が聞こえる。
バンッッ!!!
「起きろ〜〜〜!」
「っチ…、まじでうっせーなー。
朝から騒がしいんだよ」
「いいから、早く下降りて朝ごはん食べてよねー。」
……………
時計の短い針は7。
長い針は30を指している。
…………………………
「ちくしょー、寝坊かよ…」
俺の名前は、西条雫。
今日から高校一年生だ。
「ご飯、早く食べちゃってよ。」
「んー。」
俺の前にいるこの女が…
俺の妹の西条静香。
明日から中学3年生。
「…………。」
俺は今日も無言で、朝食の白米と鮭を頬張っている。
「ふんふーん♪」
静香は俺の顔を伺いながら、
ニタニタ微笑みながら鼻歌を歌っている。
どこまでも生意気なガキである。
「行ってきます…。」
「気をつけてよー。」
もし良ければ自作もよろしくお願いします₍₍(ง˙ω˙)ว⁾⁾