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『白』・『黒』

作者: 鈴鏡 涙刃

特にこれっ! と言った前書きはありませんが、

初めて書く短編なので(さらに言うならここでは初めて書く小説)、

お手柔らかによろしくお願いします。

私はいつもそこに居た。


教室の右から二列目、前から四番目、

右には森が見えた。どこか寂しげだ。


前には少し曲がった黒板は見飽き、

二分遅れた時計の針は、

今の環境を表しているようにも見える。


それもこれも、全てあの日のせいだった。


あの日・・・私には、『白』と言う存在も『黒』と言う存在も、

居なかった、いや、その時にはすでに居たかもしれないが、

みんなの前には現れる予定すら無かった。


だが、あの日のある出来事のせいだ。


私は悪くない、悪くは無い、そう信じたい自分が居た。






『白』と『黒』






その存在が出てきたのは、一ヶ月後の事



『白』・・・それは偽善


思ってもいない

考えてもいない

つまらない


まるで道化師ピエロのように振る舞い、

全て笑いながら答える。

それもそうだ

道化師は楽しませるのが仕事であるから


その存在は私を『白』の世界へ連れて行ってくれる

それは偽りの世界への鍵





『黒』・・・それは影


寂しい

怖い

苦しい


まるで全てに怯える天使のように、

独り空を飛んでいる。

それもそうだ

虚空と言う空を飛んでいるのだから


その存在は私を『黒』の世界へ連れてってくれる

それは偽りの世界への鍵









私は二つの存在を仮面とし、手にした。


仮面をつけるとその世界が見える。

もちろん、代償はある。




それは『とき』と『色』








とき


それは仮面をつける前の記憶を全て、

喜劇から悲劇に変える。



『色』


それはつけた仮面と同じ色に世界を染め、

偽りの世界を植え付ける。








そして、私は今日もそこに居る。


だが、今まで見た色のある世界はもう無い。

私はその仮面を強欲にも、両方つけているのだから。


キレイに混ざった『白』と『黒』

それは孤独の世界

私の望んだ世界だったはずなのに





何故か、涙が出てきてしまう。







それは『白』と『黒』の涙

私の涙では無い。

でも、心はとっくに気付いていた。





『白』の世界

『黒』の世界

とき』の代償

『色』の代償



全て私であると






だから、気付く


変わり果てた環境と、

自分の『白』と『黒』に向けて、

懐かしい空に近い場所で、こう言い放つ。


「さようなら」

何と言いますか。


実は半年前の自分を書いた物なんですねw

恥ずかしいながら、心が不安定で、

あまりよろしく無い時の事です。


私のブログでもその日で検索すると、

イマイチな記事がどっさりw


まあ、皆さんの心に残る物の一つとして、

あって頂ければ、幸いです。

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